公認心理師 過去問研究[411] 第3回過去問〈128〉感情と文化の関係性  | こころの臨床

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心理学は、学問的な支えも実践的身構えも、いずれも十全と言うにはほど遠い状況です。心理学の性格と限界を心に留めつつ、日本人が積み重ねてきた知恵を、新しい時代に活かせるよう皆さまとともに考えていきます。

第三回公認心理師国家試験問題(2020年12月20日実施)  

問128    感情と文化の関連性について、不適切なものを1つ選べ。
1  各文化にはそれぞれ特異な社会的表示規則があり、それによって感情表出が大きく異なり

  得る。

2  社会的構成主義によれば、それぞれの文化に固有の感情概念や感情語によって、感情経験

  が大きく異なり得る。

3  日米比較研究によれば、見知らぬ他者と同席するような状況では、概して日本人は表情が

  乏しくなる傾向がある。

4  日本で優勢とされる相互協調的自己の文化では、米国で優勢とされる相互独立的自己の文化

  に比して、怒りや誇りが経験されやすい。

 

 

解は、4。

国語力で(語意をしっかり押さえれば)対応できる。

タームチェック  社会構成主義

 

❓日米の比較が殊に問題となる含意は?

 

🏁ブループリント「出題基準」到達目標:4-⑴ 心理学・臨床心理学の成り立ち  9-⑵ 感情が行動に及ぼす影響

小項目例:社会構成主義、感情と文化・社会

 

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