『ナチュベジ~Will~』様(飯能市)

【「野菜を育て、人も育てる」農業を通じて社会貢献を】

夏の『うたたねマルシェ』に初出店して頂いた『ナチュベジ~Will~』の飯島さんは、先にご紹介した日高市「ののの農園」さんと同じ、三芳町の自然栽培農家「明石農園」さんで研修されました。
ご主人の強志さんは、「わくわく自然塾~Will」という学習塾の講師もされています。
奥様の厚子さんは、今年6月に食品会社を退職され、本格的に農業を‘生業’としてスタートされました。


飯島さんの圃場では、野菜としての役目を終えた残りものや、畑で刈り取った草などを堆肥として畑にすき込むことで、土中の微生物を活性化させ、作物が本来備えている‘生きる力’を最大限に発揮させています。

また、多様性のある固定種・在来種を自家採種することにもこだわっています。
その土地で繰り返し種を採り続けることにより、その土地に適合したたくましい作物ができるようになります。
そして、それはそこに暮らす人々のからだにもおのずと適したものになるはずです。
‘種をつなぐ’ということは‘命をつなぐ’ということなのだ、と食べながら実感できる‘濃い野菜’たちです。

そして、【飯島農法】の最大の特徴は、「野菜を育てること」と並行して「人を育てる」ことにも注力していることでしょう。
私たち大人が未来を担う子供たちのため、住みよい社会・環境を作り、それを継承していく・・・ということを「農業」を通じて実践していくことに重きを置かれているのです。
無農薬・無化学肥料での栽培、固定種・在来種の自家採種といった方法は、未来に向けて‘食の安全’を担保するものですし、
「子ども食堂」への食材提供も、子どもの貧困、孤食化といった問題解決への一翼を担う活動です。

塾生たちが圃場で農業実習に参加することもあります。
畑で生命の尊さに触れ、多くを学び、感じ取る、それは感受性や創造性を豊かにすることにもつながります。
まさに‘生きた食育’の場を提供されているのです。
今後は、彼ら塾生たちに、社会勉強の場としてマルシェに参加してもらうことも検討されているとのこと。
マルシェがそのようなかたちで‘貢献’できれば、主催者冥利に尽きます。

今回の公園マルシェの予定ラインナップは、彩り豊かなカラー人参たち、個性的なサツマイモたちをはじめ、ジャガイモ、鶴首カボチャ、コマツナ、冬瓜など。
【CoCoコラボ】企画として、『ナチュベジ~Will』さんの野菜たちが‘違った装い’で会場に姿を見せるのも楽しみです。

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出店者様からメッセージ

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埼玉県南西部にある飯能市から、無農薬・無施肥・自然栽培・固定種のお野菜をお持ちします。
『ナチュベジ~Will~』の母体である「willアカデミー」「寺子屋will」の生徒・体験者・関係者の皆さんで育てた野菜たちです。
当圃場の野菜の売り上げは、現在社会問題にもなっている貧困化家庭の子どもたちの通塾を可能にするため、子ども食堂さんへのサポートのため、当園農業実習の資材・種苗代などに使われます。
人はもちろん、地球の全てが心身ともに豊かで幸せであることを願っています。