正義はエクスタシー | すべてはうまくいっている! 光と心の調和

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横浜の心理カウンセラー ロキのつぶやきブログ。
その人がその人らしく
『生まれてきてよかった!」
と思える人生のために。

ネット上で正義を行使するために、誰かを「〇〇主義者!」や「〇〇するのは〇〇だ!!」と糾弾するチャンスを見つけたとき、麻薬中毒者がコカインを見つけたときと同じ脳の部位(報酬系)が反応する。誰かを正義によって悪だと断じ糾弾することは、依存症と同じメカニズムによって、罪悪感を感じることなく興奮と快感を得ることができるのだ。

 

それが集団化するとさらに歯止めのきかない状態となり、集団リンチのようなバッシングに至り、焦り苦しむ相手を見ること自体に脳内報酬系が活性化し、快感や喜びが生じるようになる。

まだ未熟な青少年だけではなく、社会的地位もあり心理的にも成熟している(はずの)大人も夢中になって罵っている様は、側から見るとちょっと異様だ。

 

その裏に潜む心理的問題(たとえば欲求不満やコンプレックス等の捌け口として)に自ら目を向けることができれば、「そもそも正義とは何ぞや」というところから考える余裕も生まれるのではないだろうか。

 

もちろん冷静かつ論理的に、明確な論拠によって「〇〇」についての批判を展開する人もいる。その場合「正義 vs 悪」という立場はとっていない。

 

匿名性によって、「報復される脅威」に対する心配のないソーシャルネットワークは、悪意のコストをさげ、正義の行使という快感と利益を倍増させる。

 

などといいつつ、私がジェームズ・ボンドや椿三十郎やジョン・マクレーンやジャック・ライアンやガンダムが大好きなのは、彼らが巨悪?に立ち向かい叩き潰すときの快感が、もうたまらないから。