愛と絆と信頼が友だちさ♪ byオキシトシン(2) | すべてはうまくいっている! 光と心の調和

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『生まれてきてよかった!」
と思える人生のために。

前回、オキシトシンは別名「抱擁物質」とも呼ばれ、母親と赤ちゃんのスキンシップによって双方に分泌されて、お互いの愛情や絆を育む機能かあると書いたた。

実は母と子だけではなく男女の間にも同じような機能を果たすことが分かっている。男女といっても性欲や恋愛感情ではなく、もっと持続的な、信頼感にもとずく愛と絆を形成してくれるのだ。

<カップルの愛と絆 編>

男女が一緒にいるだけで微量のオキシトシンが分泌されるのだが、スキンシップによってより促進され、性交時最高潮に達すると大量のオキシトシンが一気にドッと分泌されることが分かっている。この作用は同性どうしのカップルの場合にも認められるとのこと。

ちなみに、このときに分泌されるのはオキシトシンだけではなく、ドーパミン(快感増幅)、βエンドルフィン(多幸感)、プロラクチン(母性愛)といったそうそうたる脳内ホルモン一派が一斉に分泌され、それぞれの役割を果たすために脳に働きかける。性交侮るべからず。←意味不

性交の後、オキシトシンの分泌量はすぐに減っていくのだが、そのときに目の前に一緒にいる相手への「愛情」や「信頼」が増し、より「絆」が深められていくことがわかっている。言い方を変えれば、たとえ一時の快楽のつもりであったとしても、性交をしてしまうと、なんだか知らないうちに相手への愛着が芽生えてしまったかも? ということになるわけである。

草原ネズミは珍しく一夫一婦型なのだが(ほ乳類で一夫一婦型をとるのは全体の約3%)、やはり交尾の際にオキシトシンを分泌して、ネズミなりの「愛」と「絆」を形成する。一夫一婦型ではない他のネズミと比較すると、脳内でのオキシトシン受容体の分布が明かに異なっているのだとか。

カップルではない草原ネズミのメスとオスを一緒にして、交尾をしていない状態でメスの脳にオキシトシンを注入すると、単にそこに居合わせただけのオスに、一方的に愛着を生じてしまうという実験結果が示された。まるで惚れ薬である。

交尾をしたメスにオキシトシンを阻害する薬剤を注入すると、一緒にいるオスが夫であるにもかかわらず、そのオスに対してまったく愛着を示さなくなり、どこかの見知らぬオスに対するように振る舞うという。夫婦の絆を引き裂くひどい実験ではある。

また、最近の研究では、良好な関係にある人とペットとの間にも、見つめ合ったり撫でたりといったスキンシップによって、双方のオキシトシン分泌量の増大が確認されている。

オキシトシンには、不安感を解消したり社会性を育むといった働きがあることも分かってきた。人を癒すアニマルセラピーにも、オキシトシンが一役買っているという。

といったわけで、恋人や配偶者と喧嘩をしてしまったあなた。「仲直りには、百万言を費やすよりもまずハグ」という格言を思いだそう。←嘘 


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