少子化問題を自分の活動テーマのひとつに掲げて、仲人士の資格を取得し結婚相談業(日本仲人協会大分支部)を開始した二年半前に、自分のホームページ(http://www.e-omiai1122.com)に「次世代・未婚者応援隊として貴社の福利厚生の一部として婚活や未婚者ゼロ運動を取り入れていただけませんか?」と募集を呼びかけていましたが、信用度の無さや主旨の伝わりにくさ、社会の空気みたいなものがあったのか、この考え方が全く大分では受け入れられずにいました。

今、東京や大阪や一部の大手上場会社では、婚活援助金で支援したり、自己啓発やメーク講座、成就神社まで設置しての支援活動などが注目されてきました。

とてもいいことだと思いますし、会社で会社のために働いて、家庭を持ってもっと頑張ろうと夢を持って入社してくるだろう社員を、あらゆる方向から幸せに、健康に、元気に、能力を発揮してもらうための工夫や仕組みをもっと充実することがいいのではと思っています。

回りまわって、売り上げや商品やアイデアになって社運も上昇していくのではと思いますよ!

同じ会社で人生のほとんどの時間を過ごす仲間をもっと大切にしたい、ご縁でいっしょに働いているのだからもっとみんなが気持ちよく過ごせるように知恵を出しあえばいいと思う。
そうすれば、社内うつ病やリストラ部屋や様々な問題は解決していくようにも思うけど、どうだろう。

たとえば、結婚したら男性は、最低年収300万円保証などとすれば中小企業にもいい人材も集まりはしないだろうか。(300万の金額が妥当なのかはわからないけど。共稼ぎが前提の生活でも安定できると考えられる程度かな。政府も補助金を出して推奨するとかはどうだろう?男女の平等はどうなるのって言われるかもしれないけど・・あせる
そうすると、お見合いの前提の最低の生活保障となって、もっと結婚できるかもと思える男性が増えてくるかもしれないしなどと思ってしまう。派遣や契約社員の平均年収は200~250万円で、選ぶ女性の方は不安でやはりお見合いしてみようと思うリストからは一番にはずされてしまう。
当たり前のことだとは思うが、仕方ないでは済まされまい問題だし、これの行き着く先が、実は、未婚率増加と少子化の問題なんだと私は思っています。(相談所は正社員での登録制度が主流。)
だから、少子化対策で幼稚園の待機児童を減らすだとか産後の休暇・育児休暇をもっと・・などというのもちょっと的が外れてるのではとつい思ってしまうけど・・

働き方の問題とシステムのありかたをもう一度考えるべきと思います。(お互い様の精神、半終身雇用制と自由な働き方の模索、日本再生の鍵、未来志向と人材育成、次世代育成・・)

元々、結婚とは個人の自由という認識で、セクハラと紙一重の恋愛初期言動(笑)や社内結婚には冷淡な空気があって、上司が薦めても破局した時のリスクを考えるととても恐ろしくて責任が取れないとこからも声は掛け難い雰囲気もありました。
結局、冷たい会社、あきらめの空気、出合いが無いのつぶやき症候群の増加と共に、適齢期の若い次世代の方々の晩婚化、生涯未婚の道をあきらめと共に選ばざるを得なかった方々がどれだけおられたのか・・・未婚率の数字を見れば一目瞭然だと感じています。(近所のおせっかいおばさんや親戚のおじさんも口を出せない社会の風潮になってるようですが・・しょぼん

これはいったい誰の責任なのか?機会を与えられない一種の格差社会が生んだひずみではなかろうかとつい思ってしまうのですが、皆さんはどうお感じになられてるのでしょうか?
未婚率が高いという事は出産率が低下する事につながり、少子化の原因だとの認識を持たないといけないと思います。

少子化になって困るのはやはり市場の縮小、購買力の低下、社会構造の変化・・・高齢化問題と合わせ大きな問題になっていきます。生意気言わせてもらえるなら、少子化は、自分の首を自分で絞めてる状態で、結局困るのは回りまわってやはり会社だろっていうことにもっと関心を経営者やオーナーは持たなきゃもうリーダーとは呼べないんじゃないかとも思ったりもします。業績や売り上げアップだけに手腕を振るう人、社員や部下を利用して自分だけが儲かろう、得しようの人はもう時代遅れで恥ずかしい人になるとの認識が必要だし、日本人の思いやりの再構築と商品化・サービス・システムこそが、世界の市場に打って出れる最強のものと思うし、日本人の特性と世界に貢献できる唯一の強みだと思います。

会社も、人材使い捨て時代の賛美、終身雇用のリスク排除、業績つじつま合わせのリストラ要員としての社員の扱い、欧米化の行き過ぎたやり方を今一度考えることもいいのではと思う。

福利厚生の一部に<未婚者ゼロ>を掲げる会社が増えて、どんどん若い人が素晴らしい家庭を築き、子供を生み育て、次世代の明るい日本の未来に貢献できる、笑顔溢れる生活者・人生が送れる社会の到来こそが、真の文明社会構築と呼べるのではなかろうか。

3.11に想いをこめて。合掌。