「空海(弘法大使)さんの写真がある」と知人から聞いて驚きました。
空海さんは1000年以上も前の西暦800年の頃に生きていた人ですから、写真があるわけありませんものね。
載っているという本をインターネットで注文したところ(書店には置いていないということなので)、手元に届きました。
小林正観さんの「生きる大事・死ぬ大事」という本でした。
そして、この写真が、“普通の写真”ではなく、昭和5年に三田光一という人を介して念写された写真であるということを知りました。
この写真を見た瞬間、突然、胸がドキドキしました。あんまりドキドキが激しいので、どうしたことだろうと自分で自分に問いかけるほどでした。
もちろん、初めて見る写真だったのですが、どこかでお目にかかったような不思議な感覚がありました。
それにしても、なんて立派なお顔なんでしょう。
時間を置いて見ても、見るたびにドキドキしてくる、私にとって不思議な写真です。
そして、この写真を拝見したのが、空海さんとの関わりが深い神奈川・鎌倉の長谷寺さんを初めて訪れ、観音様にお参りした日であることにも不思議なご縁を感じています。
1000年に1度ともいわれる未曾有の大震災が起こり、祖国の多くの人々がその犠牲に遭い、今、日本全体が心痛め、心送り、励まし合いながら、同じ時間を共に生きています。
空海さんもきっと日本人一人ひとりが何を想い、どう行動していくのか、いつも身近なところから見守ってくださっていることだろうと思います。