皆様、明けましておめでとうございます!お正月はいかがお過ごしでしたか?
今年の年越しは京都の知恩院で、その瞬間を迎えました。それがとってもドラマチックだったんです~★
ムッシュに知恩院の除夜の鐘を見せてあげたいという、母・日出子さん。
ワタクシ「めちゃ混むと思うから、覚悟して行くほうがいいわよ。」
日出子さん「え?昔はスイスイと行けたけど、今ってそんなに人気なの?」
ワタクシ「京都は海外からの観光客もすごく増えているから、昔みたいにスイスイ~ってことはないわよ!笑」
冬の京都は冷えるはず。そこで靴の中、コートのポケットの中にカイロを忍ばせて、いざ出陣!
と、その前に年越しそばをいただきましょう♪ 南座にあるお蕎麦の名店「松葉」。本店はめちゃくちゃ並んでいるので(TDLのアトラクションの列かと思った!)すぐ側にある北店です。
ここでは10分ほど並んで入店。京風の優しいお出汁に、心が安らぎます。ああ・・・・。京都のお味好き!
お店を出たのが午後9時10分頃。さて、知恩院に向かって歩きますぞ。祇園の街は大晦日の賑わいです。
せっかくなので、八坂神社や円山公園といった観光名所を通りながら行きましょう。
知恩院は全国に400あまりある寺院を擁する浄土宗の総本山で、浄土宗の開祖法然上人が念仏の教えを説き、晩年暮らしたお寺です。
大晦日は、通常出入りできる円山公園や正面三門からの入場はできません。三門の先にある小さい入口黒門から鐘楼に行きます。
この黒門に向かうための行列がすんごいんです。まだ除夜の鐘のつき始めより2時間近くもあるというのに、長蛇の列!この列には午後10時までには並ぶ方ことをおすすめします。黒門をくぐって敷地内に入ったとしても、そこから大梵鐘までまだまだ距離があります。除夜の鐘が鳴り終わらないおおよその時間帯を考えると、午後10時がひとつの目安です。
さて、無事に列に並んだ我々はそれから亀の歩みで少しずつ進みます。
周りを見渡してみると、私たちの周辺はほぼほぼ海外からの観光客です。英語や中国語、タイ語が聞こえてきます。
それだけ人気の高い知恩院の除夜の鐘。 鐘には子綱が16本、親綱が1本あり、17人の僧侶が持ちます。撞く数は私たちがもつ煩悩の数、108回ですが、108回連続で撞くわけではありません。
お経を唱えながら、子綱を持つ16人の僧侶や鐘の周りにいる僧侶たちが綱を何度か引いて一打の準備に入ります。
そして、子綱を持つ僧侶たちが「え~い、ひとーつ」と掛け声をすると、鐘側に背を向けた親綱を持つ撞き手が「そ~れ!」という掛け声とともに綱にぶら下がり、体全体を使って懇親の一打を撞きます。この一打を約1分間隔で108回行われるのが知恩院の除夜の鐘です。
やっとの思いで大梵鐘にたどり着いた私たちを待っていたのは、さらなる人混みでした。笑
だって、みんな鐘をつくところをみたいんですもの~♪
満員電車の100倍ほどの混みようです。それでもどうにかして、見える位置までたどり着きました★
ムッシュもこの熱気にビックリです。笑
無事に何枚かの写真と動画を撮影し終わって、一旦人ごみから離脱した我々。
ワタクシ「ねぇムッシュ、今何時?」
ムッシュ「午後11時59分だよ」
!!!!!
そして・・・・・
なんと平成30年最後の除夜の鐘と、新年最初の鐘をつく瞬間を大梵鐘で私たちは迎えたのでした。
日出子さん「こんなことがあるなんて!ラッキーよね!」
年明けの瞬間、あちらこちらから暖かな拍手があがりました。お寺さんということで、大げさな「Yeah~~~!」のような感じじゃないのが、またいいですよね。
その後、歩行者天国になった祇園の河原町通を歩きながら家路をたどる私たち。並んだ時間は確かに長くて寒かったですが、こんな嬉しい瞬間が年越しで過ごせるなんてミラクルです。
今年はいいことあるかも!