近いんだけど、あえてわざわざ行かなくても・・・・みたいな感じでご無沙汰しているエリアが覚王山です。

先日用事があったので久々に行ってみると、新しい発見がたくさん!そこでカメラ片手にぶらり散策してみました。

覚王山といえば日泰寺。すでに行ったことがあるので別の場所を・・・・と思っていると「 揚輝荘 」という所があるのを知りました。

しかも、なんと今年が誕生100周年記念というアニバーサリー!早速行ってみましょう!

日泰寺の参道を歩いていると・・・・

南園に行きたいのよね~。

そしてすぐに・・・・・

 

わぉ!素敵な建物!ジブリ映画みたいです。

揚輝荘は、大正から昭和初期にかけて(株)松坂屋の初代社長15代伊藤次郎左衛門祐民によって構築された別荘です。
かつては迎賓館、社交場として華やぎ、国際的なコミュニティを形成した場所でもありました。現在は、5棟の文化財と庭園が残されています。 写真の建物は聴松閣(ちょうしょうかく)です。丸太を半分に切った外壁など山荘風の外観をした迎賓館で、昭和12年に建築されました。地上3階地下1階からなるこの建物には、入場料300円で入れますよ。

 

和洋折衷の各お部屋には、伊藤次郎左衛門祐民氏のこだわりが詰まっています。

暖炉があるって素敵。

 

 

2階からの眺めは・・・・・

庭園が見下ろせます。

 

 

この和室からもお庭の木々が。

なんとも贅沢な空間ですよね~。

 

そしてここの最大の見せ場は地下にあります。

ここはかつて舞踏場だったところです。レリーフなどはインド様式になっているんですよ。

伊藤家は熱心な仏教徒の家柄で、祐民氏はその仏教が発したインドに関心を持つようになりました。

そして昭和9年(1934)、釈迦誕生2500年にちなみ、インド佛跡の旅に出ます。
祐民氏はインド・東南アジア仏蹟巡拝旅行に出掛け、バンコクとアユタヤの古都も訪れたんですって。

その旅行先で受けた感動を、この聴松閣で実現させたいと考えるようになったと言います。


 

この壁画は、当時旅に同行していた留学生が描かれたもの。

 

さらに、この地下には秘密の地下道に続く場所があります。

ここから先は立ち入り禁止なので先に進むことができませんが、あの向こうには地下道が続いていました。

ここはもともと迎賓館だったので、ゲストの建物間の移動と料理の運搬、そして、要人の避難など防犯を兼ねていたそうです。

その後、戦争になり防空壕としても役割を果たして、マンション建設時に封鎖されました。 

 

さて、この聴松閣には喫茶店もあります。

あら!いい雰囲気♪ 

 

 

せっかくなのでコーヒーでも飲んでいきましょう★


 

窓からの眺めも最高♪

 

 

アンティークな空間で、癒されます♪

南園の次は北園に・・・・と思っていたのですが残念ながらここでタイムアップ!北園は無料開放されているので、次回にとっておくことにしました。

さて、ぶらぶらと駅に向かって帰っていきますか。