痛みを和らげるということ | 心と心が通うとき〜やさしい人間関係の作り方

心と心が通うとき〜やさしい人間関係の作り方

発達障害や周りの人達へのコミュニケーションサポート

今日は大好きな船戸先生のお話を伺いに
築地本願寺まで行ってきました。





船戸先生は医師だから
病気の話、医療現場の話が軸になるのですが

自分の人生の主導権は自分が持つ
…ということを伝え続けているように思います。



ガマンをしない。
ガンバらない。
ガンコにならない。


良眠、良食、体を温める、運動、笑い。

免疫力を上げるための大切なことを
お話くださいました。



「痛み」についてのお話は
最も興味深いものでした。

*肉体的な痛み
*精神的な痛み(不安・恐怖)
*社会的な痛み(役割)
*霊的な痛み


この4つの痛みがあると…。


肉体的な痛みは、医療の力で改善をするとして
精神的な痛みは、心に寄り添い続けること。

不安は起きていないことについて悩むことですが
恐怖は、これからどうなるのか….という
分からないことに対する恐れ。


例えば、抗がん剤を医師は勧めてきて 
自分は抗がん剤をやらないと決めている時
そのことで医師から見捨てられるのでは…
という感覚は恐怖です…と。

だから、抗がん剤をやらないと決めたら
医師にこんな風に話してくださいと。

「私は抗がん剤は怖いのでやりたくありません。
でも、そのことで
先生に見放されることが最も恐怖です。
それでも、先生は私を見放しますか?」

そう言われて
見放す医師はなかなかいないでしょうと。


主導権は患者本人にある!…と。



社会的な痛みは自分の役割がちゃんと
他の人に任せられるように話し合っておくこと。



そして、霊的な痛み。
スピリチュアル ペインと表現されました。

「なぜ、私が
こんな目にあわなければいけないのか。」
「死んだらどうなるのか。」


その痛みをどう和らげるのか。


宗教はその痛みに対し、有力な救いであり
それは正しい間違いではなく価値観であると
船戸先生はお話しされました。


価値観…という話から
あの世はあるのか、ないのか…という話題に。

あの世は、あるかないかは
本人の心が決めることだと言われました。


私は、特定の宗教も政党も支持しないと
決めています。

決めていますが
神と先祖は大切にしています。


どうやら、私は
かなりご先祖様に守られているらしいのです。

親バカならぬ先祖バカ?
でも、これほど有難いことはないと思っています。


これもまた「価値観」の一つかもしれません。



心理カウンセラー 西野奈津子