自分の身近な人に
自分のことを分かってもらいたい!・・と
思う時ってあると思います。
分かってもらえた!というだけで安心する部分もあるし
具体的に助けてもらえることもあると思います。
女同士だと、言葉で伝えなくても
分かってくれることってあります。
そう!
日本人女性が得意とする
察する!というスキルです。
もしくは「暗黙の了解」とも言います。
もちろん日本人女性の中でも
察する、暗黙の了解を苦手とする方もいます。
思春期になると女子の中で始まるガールズトーク。
これは、もはや暗黙の了解の宝庫です。
この時期にガールズトークが苦手・・・と気づく女子も
多くなって来るかもしれません。
ただ・・・
苦手というレベルと、出来ないというレベルとは違います。
苦手な人たちは、可愛いと思っていなくても
「あ、可愛いね。」なんて言いながら疲れてしまいます。
出来ないという人は、可愛いと思っていなければ
可愛いとは言えないし、知らん顔してしまって
相手をがっかりさせてしまうこともあります。
さらに何故、相手ががっかりしたのかも分からないので
いつの間にか、疎遠になっていて
話しかけても無視をされてしまうこともあります。
コミュニケーション(人間関係)において
大きな支障を起こすこともあり
最近では発達障害という分野でも
「女性のアスペルガー」として注目されるようにもなりました。
子どもの頃の発達障害は男の子に注目されやすいものの
実は大人になると男女比はほとんどなくなるとも言われています。
ただね
ここで大事なのは、どっちが正しいとか間違いではなく
お互いに、それぞれの事情があると理解して
女だからといって暗黙の了解に頼り過ぎてもいけないし
分からないからと言って学ばないのもいけないのです。
暗黙の了解に頼り過ぎず
自分の気持ち(期待)を相手に丁寧に伝えること
暗黙の了解が分からないなら分からないなりに
相手の気持ち(期待)を想像し確かめること。
それが人と人の関係づくり
いわゆるコミュニケーション能力と
言えるのではないでしょうか。
西野奈津子