家庭ゴミの軽減や出し方について
改善の必要が迫られました。
行政は、ゴミ問題に詳しい先生を招いて
地域の主婦たちを集めて講座を開催しました。
その上で、行政が決めたルールに従って
ゴミの軽減や出し方をするよう伝えました。
ところがゴミの軽減も出し方も
あまり改善が認められませんでした。
行政は、頭を悩ませ
今度は、ゴミ問題について伝えた後
地域の主婦たちに話し合ってもらい
自分たちでルールを決めてもらいました。
すると、あっという間に
改善が認められた…というのです。
このことから、人間…特に日本人は
協調性の高さから
みんなで決めたルール
しかも自分も参加していたルールには
「守ろう」という主観的な意識を持ちやすく
逆に、いつ誰が決めたのか
分からないようなルールで
これはダメ、あれはダメ
こうするべき、ああするべきということには
なかなか意識を持てないと言えます。
小さな集団での大切なルールは
その都度、そこに関わる人間が
なんのために必要なのかを理解し
自分たちで決めることが大切なようです。