昨日は子育てこころサポーター養成講座9期
第10講座「父親業」でした。
雪は午後から・・・と思っていたものの
講座が始まる10時30分には
結構降り出していました。
父親業・・・とはなんでしょう。
父がいて母がいるから生命は誕生するわけで
誰にでも必ず父はいるわけです。
参加されている方々に
「あなたのお父さんはどんな方でしたか?」
というご質問をすると
ほとんどが「厳しい」「寡黙」
「自分の時間を優先していた」
・・・というようなお話が出ました。
記憶に残るお父様は厳しいのに
深い意識の中に「可愛がられていた」という
感覚をお持ちの方も多く
それは残された写真から知ることも
おありのようでした。
ある方が「父との写真があまりなくて・・・
でも、それはいつも父が写真を撮っていてくれたから
だから父が写っていないのですよね。」
と話されました。
お父様の姿が写真には写っていなくても
カメラを抱えてレンズを覗くお父様の姿が浮かんできて
ジーンとしました。
それは昨秋、義父が他界して
兄弟たちで遺影のための写真を探している時も
「親父はいつも写してたから、写ってる写真がないな〜」
という言葉を耳にした、あの暖かさを思い出させました。
身の回りの世話をするのは、多くが母親で
それは女性脳の機能としても
細かい点に気を配れることから向いているのですが
父親なりの不器用な子育ても
きっと心の中でしっかりと根付いているような気がします。
幼い頃に、誰がどのような接し方をしていたかは
その方の資質以上に大きな影響を与えます。
最近は「育メン」が推奨される世の中ですが
本当の意味での父親業とはなんなのか・・という答えは
一人一人の心の中で決めていくことのように思います。
子育てこころサポータ養成講座9期
次回は2月19日(月)
10:30〜12:30
育ちあいの家にて
第11講座
「親をめぐるパートナーシップ」です。
参加費は2000円(当日徴収)
お申し込み、お問い合わせはこちらから。
西野奈津子