こんにちは。
大阪の心理カウンセラー中田です。
今日は心の仕組みに関するお話です。
先日、前に勤めていた会社の元同僚
3人で久しぶりにランチしました。
「会社を辞めた3人組」の集まりでした。
話していて、心に残ったというか
心にひっかかったことがありました・・
私たち3人が辞めていった頃
「この会社は、いい人からどんどん辞めて行くなあ」
と、噂されていたというお話。
「いい人」かあ・・・。
当時、私もこう言われた時は、
「いい人」と言われて
内心とても嬉しかったです・・。
「いい人と思われたい」と
常々思っていたので。
会社員のころは特にそうでした。
今思えば、
「いい人と思われたい」の気持ちが
強すぎていました。
そういう今でも、時々
「いい人と思われたい」という行動を
している自分にはっと気づくことがあります。
もちろん
「いい人」が悪いと言いたいのではありません。
このブログの読者さんたち、
いい人が多いんだと思います。
「いい人」って
相手の気持ちを考えてあげたり、
やさしくて思いやりがあったりして、
そこはとても素敵な一面ですよね
ただ・・もし・・
過剰に「いい人と思われたい」と
思っているとしたら
ご自身の心に大きな負担が
かかっていることがよくあります。
ちなみに、私達「いい人」3人組は
”自分の思っていることを言えない”人達でした。
攻撃されても反撃しない
穏やかでおとなしい
文句言わない
人の悪口を言わない
そして、3人とも
なんとなく元気がなくてパワーが弱くて、
ストレスが身体症状に表れていました。
感情を抑えていると、
「抑えること」にすごくエネルギーを
使ってしまうからです
「本当は人間なんて、みんなそんなに
聖人君主のような「いい人」なんかじゃない。
自分のことが一番大事で
自分のためにいろいろジタバタしたり。
心の中にはどろどろした部分も持っていたり。
所詮人間。みんな一緒。
誰だって影の部分を持っている。」
・・・とも言えますよね。。。
(少し極端な言い方かもしれませんが・・)
つまり
「べつにそんないい人じゃない」のが、
ある意味、人間として当たり前なのに
なのに「いい人と思われたい」
「いい人でいなきゃ」
と思ってしまって・・
自分の本心との
矛盾・ギャップをかかえながらも
「いい人」でいようと頑張る。無理をする・・
言いたいことを言わない。
本心とは違う「言葉」の表現力で、
うわべだけで対処する。
円満に円満に・・と。
そうやって、毎日
・本当の気持ちを認めない、抑える
・自分の本心と行動の矛盾
などの積み重ねをしていると・・
そうしていると、
やがて自分の本心さえも
なんだかよく分からなくなってきて・・
その積み重ねは、無意識のうちに
とても心の負担になっています。
気付かないうちに、すごく自分を苦しめています。
・認められない感情
・表現されていない感情
・抑えられた感情
が体の中にたまって・・
やがて身体症状に表れたりします。
あなたも、そうなってしまう前に
気づいてほしいと思います。
まずは、「自分、いい人やってしまってるかも」と気づいて、
そして、「いい人やめよう!」と意識してみましょう