とある会話の中で、ふと思い出された今さらというくらい有名な話ですが。。。
ゴルフ界のスーパースター、タイガー・ウッズ選手のエピソード。
2005年のトーナメント、アメリカンエキスプレス選手権、最終日のプレーオフでの出来事。
ウッズと優勝争いをしていたジョン・デイリー選手がパットを決めるとジョンの優勝、逆に外せばウッズの優勝が決まる場面。
先にパットを決め、ジョンが打つのを待っていたタイガー・ウッズ。
みなさんなら、ここでどんなことを祈りますか?
もし僕が当事者だったら、正直「お願い、はずして!」って、小さいことを思っていたにちがいありません(恥)
だってプロのトーナメント優勝なんて、仮にメジャー大会でなくても賞金や名誉を考えたらハンパないですからね。
何度も優勝してるウッズだって、優勝したくないはずがありません。
それなのに彼は僕のような器の小さな人間からすれば、信じられないようなことを願っていたのです。
「ジョン、入れろ」
彼は、目の前のライバルがパットを決めることを、心から願っていたのです。
しかし、ジョン・デイリー選手のパットは外れ、見事タイガー・ウッズの優勝が決まったのです。
しかし、優勝が決まった瞬間、タイガーはまるで敗者のような苦渋の表情を浮かべ、とてもやりきれないような様子でした。
終了後のインタビューでその理由を聞かれたタイガー・ウッズは、相手選手のパットが外れたことがとても悲しかったと答えたのです。
決して他力だけの優勝ではありません。
決めるべきところできちんと決めた。
しかし相手は決めれなかった、堂々の優勝です。
もっと勝利の喜びを感じてもいいはずなのに、相手のミスを残念となげく彼の器の大きさには感服の思いを禁じ得ません。
彼の父親は、アメリカの特殊部隊グリーンベレーの出身だそうです。
そこでは常に戦地の緊迫した最悪の事態、敵を想定し、どんな過酷な状況下でも負けない精神力と真の勝者となるべく、あえて敵の成功を願うという思考を徹底教育するのだそうです。
タイガー・ウッズもまた、父からその教え、精神を受け継ぎ、実践していたのです。
そんな尊敬に値すべき父親をもつタイガー・ウッズを羨ましくも思うし、それをちゃんと胸に刻み、己のものとしてきた彼の努力と在り方にも尊敬の念を抱きます。
そこには、普通であれば間違いなく「外せ!」と願うような場面で相手の成功を願える彼の崇高な心と、セルフイメージがあります。
「自分は常に世界最高のプレイヤーである」
「そんな自分にふさわしい相手なら、このパットを沈めて当然である」
そんな自分への絶対的な信頼が、この勝利を導いたといっても過言ではないでしょう。
メンタル系のコーチングなどで使われるオートクラインという言葉をご存知でしょうか?
医学用語のひとつに「自己分泌」という言葉がありますが、オートクラインとはそのことを指します。
自己分泌とは、細胞からの分泌のひとつで、分泌された物質が対象となる細胞そのものに作用することで、自分の行動、とくに自分が発した言葉が、自分自身に与える影響のことを言います。
それにより、自分を高めたり、励ましたり、背中を押したりする効用を得ることができるものですが、自分から発する言葉の影響がいかに大きいかを物語っていますよね。
後ろ向きな言葉はつかわず、前向きな言葉を発しましょうというのも頷けます。
よい言葉や思考は自分を勇気づけ、ときに力を与え、逆に悪い言葉や思考は自分のエネルギー、セルフイメージをどんどん下げてゆく。
人を悪く言ったり、暴言を吐いたりすると脳はちゃんと聞いてるよ、というあれですね。
だからウッズは相手の失敗を望むようなことは決してしないのも頷けますね。
たとえどんなにイヤな相手であっても、誰かを悪く言ったり、不幸を願ったりしたらそれらはすべて自分に還ってくるからなんですね。
彼はちゃんと自分の潜在意識までもコントロール出来ているのかもしれません。
わかっていても人は感情に支配されがちです。
身につまされますね…。
僕自身どんなときも、どんな相手でも応援し、幸せを願えるスタンスでありたいと、今思いを新たにしています。
このことは僕にとって大きなテーマでもあるのです。
もちろん、今の自分にできることを身の丈で。
僕もまた、もっともっと自分への信頼を深め、自分と強くつながることを誰よりも望んでいるひとりだからです。
ありがとうございます

★相互読者登録歓迎です。
相手に通知しての設定で読者登録してくださった方には、
こちらからも読者登録させていただきます。
“脱・いい人で自分らしく”京都の心理セラピスト
長井啓悟(ながいけいご)
長井啓悟(ながいけいご)
「脱・いい人で自分らしく生きる」音声ファイル無料提供中!
>> ダウンロードは、こちらからできます。
◾ホームページメニュー◾ 初めての方へ
心理セラピーと心理カウンセリングの違いとは
メニュー・料金案内・お申し込み
体験者の感想 / お問い合わせ / FAQ よくある質問
長井啓悟プロフィール / コラム at WILLで行こう