転移・転移感情について
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ありがとうございます
エビデンスのある
根本解決型の心理療法を行っている
福岡の心理カウンセラー尾畑心湖です🐬
ご存知の方も多いと思いますが
心理学用語のことです。
カウンセリングの場では
カウンセリングが進むにつれ
クライアントさんには
様々な反応や変化が生じます。
宜しくない反応も
しばしば起こることがあります。
(でも実はネガティブなことではなく、問題解決に向けて大切な意味のあることなのです)
好転反応のようなものだとご理解ください。
私たちは誰でも、幼少期からの
(主に養育者・母親との関係により)形成された対人相互作用のパターンがあります。
転移とは…
クライアントさん自身が抱き続いているその感情、態度、反応をカウンセラーに対して向けることを言います。
それは幼少期からの母親に向けての未処理の感情なのでカウンセラーに向けても意味がないし何も解決しませんし、もちろんスッキリもしません。
幼少期の未解決の情緒的体験を
カウンセラーに向けて
無意識の中で再現しているにすぎないのです。
カウンセラー相手に再演しているのです。
そう!
無意識なので最初は
クライアントさん自身も気づいていないのですが、本当は幼少期の母親に向けている感情なのです。
それが、転移感情です。
「分かってほしい」
「気づいてほしい」
「愛してほしい」
といった母親に抱いた未解決の感情です。
母親に向けた未処理の感情です。
特に、
愛着の問題を抱えている方
生きづらさを感じている方
パーソナリティ障害の方
(自己愛性パーソナリティ障害や境界性パーソナリティ障害など)
見捨てられ不安のある方
攻撃的な方(心理的にも)
様々な依存症
依存気質の方
共依存・共生関係という関係パターンにある方
パラフィリア
DV加害者・被害者だったり…
という事例があります。
こういう問題を抱えている方は
その歪んだ愛情欲求・承認欲求を
カウンセラーに対して向けられるときは
形を変えて
攻撃(心理的にも)・敵意・否認・否定・抵抗
などという不適応な反応・行為で表現されます。
カウンセリングの場で
不必要な議論をしたり
大切な話を避けようとしたり
関係ない話を長々としようとしたり
論点のすり替えをしたり
カウンセラーが質問をしても
それには応えずに
「でも」「だって」「どうせ」「じゃあ」
などと繰り返し
カウンセラーの話なんて聴かないぞ!という
態度を示したり
自分のことだったり、また
自分の考えや自分で決めることを
カウンセラーに次から次に質問を繰り返したり
反抗的な言動
不適応な態度
など、様々なパターンで表現されます。
クライアントさんが自身の悩みや問題を解決するためには、これらは不適応な行為だと気づくことは、とても大事なプロセスです。
もちろん、気づくようにアプローチ、支援することがカウンセラーの役目です。
そのために
対決…という手法を使います。
※対決とは心理学での専門用語です。
気づきを促す働きかけです。
クライアントに利益をもたらす肯定的な行為で
問題解決に向けた主体性の回復などの効果が期待でき、カウンセリングが円滑に進むための手法の一つです。
クライアントさんが自分の問題に気づけるよう対決するのです。
クライアントさんにとって
気づき…が問題解決への第一歩です。
気づくことで
問題解決が進み始めるでしょう。
心理カウンセラーとして私は
クライアントさんが
カウンセラーに依存しないように
自律の達成に向けて
また自力できるよう
A(冷静で客観的、事実)の自我状態を遣い
知識と技術を屈指して支援しています。
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