ケガや病気で寝たきりになってから
立てるようになるために
とても弊害になることがある
それは足首が曲がらないということ。
足首が曲がらないと
足に体重をかけて立位を保つことが困難になる
ではなぜ足首が曲がらなくなってしまうのか。
その原因はずっと仰向けでいることも関係している
足首の動きは実は複雑で
ただ曲げ伸ばしするだけではなく
微妙に踵の骨が前後へスライドするようになっているのである
足首を伸ばすときに踵は前方へ
足首を曲げるときに踵は後方へ
少し滑るように移動して足首が動く幅を広げている
仰向けで寝ると踵はベッドに押さえつけられ
上に持ち上げられるような力が働く
しかしスネの骨は重力により下へ下げられる。
そのため常に仰向けで寝ている人は
踵が前方へ押し出され
足首が伸ばされて固定してしまい
立つ時に足首が曲がらなくなってしまうのです。
寝たきりから回復するために
仰向けで寝る場合は
ふくらはぎから足首にかけて
枕などクッションを置き
踵だけに重さがかからないようにする必要がある
ついでに踵の褥瘡予防にもなりますしね
後藤