立ち上がるために【後藤】 | 訪問医療鍼灸マッサージこころ池袋治療院

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ケガや病気で寝たきりになってから

立てるようになるために

とても弊害になることがある

 

それは足首が曲がらないということ。

足首が曲がらないと

足に体重をかけて立位を保つことが困難になる

 

ではなぜ足首が曲がらなくなってしまうのか。

その原因はずっと仰向けでいることも関係している

足首の動きは実は複雑で

ただ曲げ伸ばしするだけではなく

微妙に踵の骨が前後へスライドするようになっているのである

 

足首を伸ばすときに踵は前方へ

足首を曲げるときに踵は後方へ

少し滑るように移動して足首が動く幅を広げている

 

仰向けで寝ると踵はベッドに押さえつけられ

上に持ち上げられるような力が働く

しかしスネの骨は重力により下へ下げられる。 

 

そのため常に仰向けで寝ている人は

踵が前方へ押し出され

足首が伸ばされて固定してしまい

立つ時に足首が曲がらなくなってしまうのです。

 

寝たきりから回復するために

仰向けで寝る場合は

ふくらはぎから足首にかけて

枕などクッションを置き

踵だけに重さがかからないようにする必要がある

 

ついでに踵の褥瘡予防にもなりますしね

 

後藤