朝、犬の散歩をしているときに、よく会う、
通学途中の小学生男子4人組。
団子になって歩いているから、
ふとした拍子に2人がぶつかってしまい、
互いの持ち物の金具が引っかかってしまう。
前にいた太郎君は、後ろにいた次郎君に
「次郎が悪い!!」と一方的に怒る。
次郎君は、「太郎、待って、動かんで」と、金具を取ろうとして、
なんとか金具は取れるが、
太郎君は「次郎が悪い!おまえのせいだ」を繰り返す。
次郎君はプイっとむくれて、早足で先に行く。
3人は、次郎君を追いかける。
三郎君が「次郎~、先に行くのはダメだよ」と声かけるが、
次郎君は、振り返らず、もっと早足になる。
三郎君がもう一度、
「次郎~、無視は良くないよ~。先生が言ってたよ~」と言い、
四郎君は、トトロの歌を歌いはじめる。
「歩こ~♪歩こ~♪私は元気~」
3人で歌を歌いながら、次郎君を追いかけて、
次郎君は、学校の門の前で、やっと振り向く。
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さて、これは、
実際にあった小学校2年生のグループの1シーンですが、
あなたの世界でも似たようなコミュニケーションが、
繰り広げられていないでしょうか。
次郎君が門前で振り向いたので、
無事終了したように見えますし、なんといっても最後ほっこりしたのですが、
実は根本的解決はしていないので、
たぶんまた、同じパターンを繰り返されるでしょう。
それでも、こんな小さい頃から、無意識に心理合戦を繰り広げ、
自分の世界をなんとか渡り歩こうとしているのですね。
これはあくまで一例ですし、
とりあえずこれ以上にこじれずに済んでいますが、
大人の世界では、(いえいえ子どもの世界でも)
ちょっとしたきっかけでも、
もっとややこしくねじれ、もっと多彩に絡み合い、
不毛な状態が延々と続き、
心が疲弊するようなことは
巷でよく起きているとかと思います。
なんてわかりにくく、面倒くさく、難しいと思ってきましたが、
どんなふうにねじれ、
どんなふうにうまくいっていないのか、
どんなふうに同じことを繰り返すのか、
操作のメカニズムを知ると、紐解いていくヒントは
つかめるのです。
人間関係、もっとシンプルに見れるようになってみませんか。
巻き込まれなくなり、
今後の日々の生活にきっと役立つと思います。
5月4日(金)10時~17時(うち1時間ランチタイムあり)
参加費:2日間8000円(税込み)
1日のみ4500円(税込み)
※2日間のプログラムですので、両日参加がおすすめです
※お支払は初日受付にてお願い致します。
会場:IPG北九州セラピールーム
https://www.cocoup.jp/menu/家族のコミュニケーション講座/
参加費:1回5500円(税別)