トレーニングスタートの日。 | 北九州・福岡 松井美由紀の心理セラピーBlog

北九州・福岡 松井美由紀の心理セラピーBlog

母親問題・夫婦問題・共依存・子育て不安に悩む
女性たちを応援します。


九州ということで、皆様にご心配いただきましたが、
北九州は今のところ、大丈夫です。

今は粛々と、自分ができることに
取り組んでおります。



震災のたびに、
祖母を思い出します。


私の実家は愛知で、
祖母も父も、2600名もの犠牲を出した
三河地震を体験しています。


最も死者の多い地域でした。
村が壊滅するほどの
甚大な被害だったそうですが、

戦争中だったため、その情報は伏せられ、
支援ないままに、
何もない場所に茣蓙を敷いて、
周囲の人たちと協力し合って乗り切ったそうです。


その地震で、祖母の娘(私の父の姉)は、
タンスの下敷きになって亡くなりました。


名前は、清子さん。
祖母から、清子さんの話を
何度も何度も繰り返し聴きました。

私に顔がそっくりだったそうです。
祖母にとっては我が子の中で、唯一の
女の子だったので、


「(私の)お母さんはいいねえ。
女の子がいて」

そんな話から毎回始まるのです。


家を建て直し、
子どもたちはそれぞれ結婚し、
大勢の孫ができ、
旅行や習い事を楽しみようになっても、
忘れられない出来事。


何度も何度も何度も話すことが
祖母には必要だったのでしょう。


最初の余震があった翌日、
もりちゃんこと守谷京子先生の
「セラピスト養成講座」を北九州支部にて
無事スタートしました。






北九州支部HOMEです☆



時々揺れを感じながらも。

今、私にできることは、
必要な人に、本当にお役に立てる
セラピストになること。
この道を精進すること。

そして、
本当に信頼できるセラピスト仲間を増やし、
共にトレーニングを続け、つながっていくこと。


セラピストやカウンセラーの仕事は
簡単に見えて、そうではありません。

とてもとても繊細で深い世界です。


決まった期間の講座を受け、
資格をとったからといって、
真の意味で、
相手をサポートできるのかといったら
疑問です。

カウンセラーやセラピストとして
仕事を始めてから、
心に接する仕事の重みに、
気づいていく人も多いでしょう。


そこに気づき、
自分自身の見たくない部分にも
徹底的に向き合い、
トレーニングを重ね、
自己成長を目指す。
真摯な在り方を目指す。

机上の学びではできない、
親との問題をセラピーするだけでもない、

自分の在り方を磨いていく修行。

そして、理論と技術の習得。

本気のメンバーとともに、精進していきます。



この地震のあった日が
再スタートであることを
決して忘れずに。