斬新な外観に引き寄せられるように立ち寄った、
日本建築学会賞を受賞していると後で知り、納得。
館内は気持ちよいほど天井が高く、
広大なガラス窓からは中庭の緑が広がり、
何時間でも過ごすことができるだろう空間です。
国会図書館は、国会議員の調査研究を行うほか、
納本制度により日本国内の出版物を収集保存する役割を
担っているとのこと。
官庁出版物・法令議会資料から、
文化芸術、機械テクノロジジー、医療、環境問題・・
歴史や戦争の様々な資料・・
主要な雑誌新聞等・・・。
私たちが過去の書物を手にとるように、
未来の世代がいつか、この「今」をこれらから
読み取るのでしょうね。
何が起き、何がなされ、
何をなしたかも。
整然と並べられた書物の間で、
そんなことを考えていました。
ちょうど、心理(ゲシュタルトセラピー)の
書籍の校正のお手伝いをさてもらっているのですが、
この分野ももちろん、
先人たちが積み重ねてきた実験や研究の上に成り立っていて、
注がれた多大な努力も歴史も感じずにはいられません。
先の世代につないでいけるよう、
まずは目の前のことに力を注いでいこうと、
心を引き締めた時間でした。
ちなみに、
デジタル化した資料を検索閲覧できるサービスの活用もおすすめです。
「国立国会図書館デジタルコレクション」