あの子悪い子? | 北九州・福岡 松井美由紀の心理セラピーBlog

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正月、実家で母や弟の台詞に、
一瞬固まりました。

「Rはね、ちょっと悪いよ」
「いくら怒っても直らんからね」
「怒りすぎちゃうんだよね」

R君は、両親と同居している弟夫婦の息子。
3人きょうだいの、真ん中。3才になったばかり。

年長さんのお姉ちゃんや、まだ0歳児の弟を
叩いたり押したり噛んだり。

食事中も、食べ物を投げたり、じっとしてなかったり、
好き嫌いも激しい。

というのが、母や弟の言い分。

いやいや、
口で上手に表現できない分、お姉ちゃんには叶わない分、
手が出たり噛みついたりするのも、
好き嫌いが激しく、やんちゃをするのも、
幼い子どもたちには、よくある行動。

3才の男の子に、いい子悪い子が存在するわけがないのに。

それに、口で怒って、伝わる年齢でもない。

でもよくよく考えれば、それは、子どもの成長心理学を学んだ私だからこそ、
こんなふうに思えるけど。

学ぶ前の、知識のない私で、
しかも、子育て真っただ中で、そのR君が我が子だったら。

母や弟と、同じように、
感じていたかもしれない。
怒っていたかもしれない。

いや、そうだったろうな。


もう随分前。

常にグチグチ、叱ったり注意したり指示したり確認したりを
幼い子どもたちに繰り返していたあの頃。

成長心理学で、

赤ちゃんの心、乳児期の子どもの心、
園児、児童期、思春期の心・・・を学んだとき、

どうして学ぶ機会ができなかったのだろう。、
親になる人はこれこそ学んでおくべきことではないだろうかと
愕然としたものです。

知ってから、子どもたちがずっと愛しくなったし、
そのままの彼ら彼女らを受け入れられるようになったし、

苦しかった子育てが、じんわり温かで、
幸せを感じられるものに変化してゆきました。

R君。
私が膝の上に抱いて、スキンシップしていると、
むちゃくちゃ可愛い笑顔。けっこう、面白いヤツ。
彼の腕力だけではなく正義感の強さや、
めちゃくちゃしているように見えて、実はすっごく周りを観察しているところも
うかがえて、
大人のものさしでは、やっぱり子どもの心ははかれない。

改めて、そう感じたのでした。



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