5月の読書メモ

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東野圭吾『マスカレードナイト』
新作が出るとの映画化発表が続いて、気分的に盛り上がってたのはもう随分前。
図書館で800人くらい待って、ようやく手元にやって来ました。気分はすっかり落ち付いてしまいましたよ(でも映画は観に行く…と思う)

私は、このシリーズはミステリ要素よりもお仕事モノとして楽しんでます。


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逸木裕『少女は夜を綴らない』
家庭に問題があり、加虐恐怖症の中学生の女の子が主人公。家庭環境やクラスの状況など読んでいてツラかった。読後感もイマイチ。(それを良しとするかどうか…)
初逸木さん。他にどんなの書かれるのか気になります。


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 小川剛生『兼好法師』
面白かったな。歴史ミステリーと言えるかどうか。
徒然草は学校で習うので、皆が知っている作品だし、作者の兼好法師の名もテストに出るので一応は知っている。
しかし、その兼好法師とは何者ぞ???
吉田兼好とか卜部兼好とか習ったような気がしますが、その辺り、兼好法師本人の知らぬところで公文書偽証……、いや昔からこういう事する人はいるのです。



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丸谷才一『樹影譚』
短編が三編入っていて、話として分かりやすくスラスラ読めるのは二つなのだけど、読み終わってみれば印象に残るのは表題作『樹影譚』。読んでる途中は何言ってるの?誰の話?と混乱して二度読みました。構成がさすがというか、エッセイのテイストで始まって、短編の中にネタが詰め込まれ、そして最後の小説の章へとつながって行く。
(もし国語の教科書に載って考察がテストに出たらめんどくさいな、と思いながら読んでました笑)
私はこの方の源氏物語に関する物しか読んでなかったのだけど、他も読んで見たいと思います。


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鯨統一郎『邪馬台国はどこですか?』
いや面白かった。(ただ静香の性格、口の悪さには辟易します)
バーで論じられてる事は面白く、言われてみればそうかもしれない、と思ってしまいます。「本能寺の変」「キリストの奇蹟」がなかなかです。


この本に関係ないですが、聖書に関してなかなか面白いと思うのは、何か奇蹟的なエピソードのあったものが「それは現在も残されている」と書かれているところ。
現在とは聖書の書かれた現在であって、21世紀の今なお、ではなと思いますが。

「誰それの腰掛けた石」のような、ホントかウソか分からない物が日本でもアチコチあるのに似ています。昔から文章書く人って信憑性を持たせる為にこの手を使うのね、って昔思った記憶。
この本の中で引用されているコリント人への手紙の中で「その大多数は今も生存している」という一文を見て、それを思い出しました。



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丸谷才一『完本 日本語のために』
国語の教科書を、大学入試の現代文問題を爽快に批判しています。
特に「子供に詩を作らせるな」の項は、子供の頃の疑問の答えのようにストンと入ってきました。
(そもそも詩が自由詩が苦手だったので)

あとアメリカの教育使節団が、日本語は理解し難いからと言って、日本語から漢字を廃止しローマ字表記にしようとしていた話にゾッとしました。(タイプライターで打つのにローマ字が都合良いからという…)
もしそんな事になっていたら、古典を眺め雰囲気を味わう事すら出来なくなっていたでしょう。古典文学を(細かい翻訳はさて置き)大まかにでも理解出来るのは、古文が同じ日本語の延長にあるからだと思うのです。ローマ字しか使わないで成長していたら、読めたとしてもあの雰囲気を感じる事は出来ないと思う。


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鯨統一郎
『新・世界の七不思議』『新・日本の七不思議』
1冊目が面白かったので、続きを二冊読みました。
慣れてくれば静香の毒舌も小気味良くなって来ました。なのに反対に静香がだいぶ大人しくなってしまって物足りないです(笑)。







昨年末は坂木司に癒されつつ、伊坂幸太郎を読み漁り(笑)、年明けからは海堂尊のシリーズ(黒本ドラマ化を知って)を再読してましたが。

また最近は買った本と図書館本を交互にジャンル拘らず手当たり次第に読んでみたりしています。

買ったのに読めてない本もあるのに、気になる物があれば、また買ったり借りたりしてしまう。
積読を消化せねば。