2025/5/1
昨年の開田ツーリングで自宅を出ようとしたら、FIランプが点灯して要整備となったGSX-R1000
不具合は直ったんですが、そのまま〝車検切れ〞になってしまったんですよね
継続検査を受けに行くだけなんですが、むし暑い梅雨時や灼熱の夏場に、検査場まで自走で行ってられないじゃないですか
ホント、それが仕事だからとはいえ、バイク屋さんの登録手続き担当のかたは「たいへんだなあ」と思います
冬眠を経て季節はめぐり、気候のよいときにタイミングよく時間ができましたよ!
…いや、実際はやりくりして時間をつくったんですが…
最寄りの検査登録事務所の空き状況をウェブでみて、予約
バイク屋さんにいって自賠責保険に加入して、中断証明をもらっていた任意保険も再開
同時に点検をすすめておきましょう
バインダーに記録簿をはさんで、車体の各部をみていきます
整備士じゃないので、本格的な整備はできないんですが
自分のバイクをくまなく点検していくのって、楽しい
タイヤの残り溝、空気圧
ロービーム、ハイビーム、ナンバー灯
ホーン、ウインカー、リヤブレーキ、フロントブレーキ…ん?
ここで不具合発見!
ブレーキレバーを軽く握るとストップランプ点灯
さらに握りこむと消灯
そしてパカパカと点いたり消えたり
これは、ブレーキスイッチの接触不良ですね
接点を清掃してみたら、問題なく点灯しました
予備パーツを持っていなかったので、万一に備えて別車両から同型のブレーキスイッチを外して携行します
検査場まで自走しますので、市役所にいって臨時運行許可証と仮ナンバーを発行してもらいます
赤の斜線がはいったナンバープレートを車体にとりつけて、準備オッケー
検査場に向かいましょう
バッテリーの充電もお忘れなく
僕の場合、地元の岐阜県よりおとなりの愛知県の検査場のほうが近いので、そちらで予約しました
継続検査はどの場所でも受け付けてもらえるんですよね
おっと、検査場に入る前に
最寄りのテスター屋さんで光軸光量の検査と調整を済ませておきましょう
ロービームに目隠しの紙を貼ってもらえますよ
GSX-R1000(K9)の光軸調整ダイヤルは、メーターの裏と左下です
調整しづらいので、あらかじめメーターユニットを外しておきました
メーターユニットは下側の六角ボルト1本を外すと、上部左右は差し込んであるだけです
六角レンチを出しましたので、ついでに右アンダーカウルのネジも外しておきましょう
内側にある、エンジン型式の打刻をチェックされますよ
重量税と検査登録費用を支払って、書類を揃えて提出
本職のバイク屋さんがたの間にまざって、レーンにならんで順番を待ちます
バイクは助手席やダッシュボードがないので、OCRシートを挟んでおくファイルを持っておくと便利ですよね
きょうは風がつよくて、用紙がふきとばされそうでしたよ
検査員のかたによる灯火類の目視点検、各部計測のあとは
排ガス、スピードメーター、前後ブレーキ、光軸光量
合格です
これで自由に公道を走れますね!
車検証とステッカーをもらって帰りましょう
手続きは頻繁にすることでもないし、もともと物覚えがよくないので、準備する書類や手順を忘れちゃいます
検査場では、慣れないユーザーはサポートしてもらえる場合もありますが
書類がそろってないと検査自体受け付けてもらえません
検査は平日のみなので、仕事は休みをとって
慣れないので丸1日がかりの作業になりますし
合格しないと再整備して出直さなきゃならないので
しっかり準備して望みました

純正スクリーンは、前端部分が黒色で〝SUZUKI〞のロゴ入り
この下はちょうどメーターの裏で、配線がまる見えなんですよね
社外品のクリアスクリーンだと、出来損ないのキカイダーみたいになっちゃいます

それにしてもこのサイレンサー、なんてぶっといんでしょう
デビュー時、雑誌でみたときは
「かっこわる!」
「けったいな形やな、ありえん!」
と思ったんですが
いざ自分で所有してみて、見慣れてくると悪くないぞ?
こういうの何て言ったっけ
手前びいき?
あばたもえくぼ?
たしか本体はチタン製で、片側12万円(!)くらいしたはず
バイク屋さんできいたら、右側は廃番だそうで
下手にたちゴケもできない、という緊張感をともないます
予備にと新車はずしのモノをヤフオクで落札してとってあるんですが、これがまたメチャクチャ場所をとります
「傷ついたら巻き直しできるから」とバイク屋さんに勧められて、普段はヨシムラサイクロンにしてるんですが
野太い低音は純正品
ヨシムラは乾いた軽い音
がします
買ってから気づいたんですが、EU仕様の純正サイレンサーは、カナダ仕様より排気穴が大きいんですよね
それで音が太めなのかもしれません
積算距離34,852km
車検も受けたことだし、17年めのGSX-R1000で楽しく走りましょう!