2011年に出会っているのかな…旦那と私や娘が自主避難して鳥栖に住むようになって、お世話になった鳥栖キリスト教会。毎月のように避難者の声を聞く会や原発から自然エネルギーへ転換していこうという会や私もよく参加させてもらいました。
そこで出会ったご家族は関東から自主避難して来られてた。当時は千葉とか神奈川とか東京とか…あらゆるところから避難してきてる人が結構いました。
私は福島だったから、福島大変だったね〜と皆さん親身になって声をかけてくれました。
鳥栖キリスト教会で出会ったご家族のお父様が亡くなられた。だいぶ前でしたが娘が4歳ぐらいのときにお家に泊めていただいたりもしました。そのあと、島にも2回来てくれました。ご家族で泊まりに来てくれたのと、仲間と一緒に来てくれたかな。
ご家族で泊まりに来てくれたときは楽しかったな。奥さまといろいろ話して勇気づけられたことがあったなぁ。お父様はとにかく優しい印象であたたかさを感じました。てんてこ舞いな私にいろいろありがとうって言ってくれて嬉しかった。
娘のことをあんちゃんって気さくに呼んでくれてたなぁ。仲間と来たときは、夜小島に行って沢山の星を見たの。お父様はそのとき髪が腰くらいまで長くて仙人みたいだった。こうやって見るといいよって言われて、地べたにみんなで横になって星を見たのは思い出深いなぁ〜。あんちゃんも小さいながらも記憶に残っていたみたい。寝転がって星を見たのははじめてだった。
娘さんも息子さんもその頃はまだ子どもだったのに、お別れ会でお会いしたとき、もうすごくしっかりとされていて頼もしい存在に感じた。奥様にはなんと声をかけたらよいのか分からず、浅はかな自分は何もできなかった。娘さんにも驚きましたとか、長生きしそうな雰囲気だったとか失礼なことばかり言ってしまった気がする。
本当にしっかりされていたなぁ。
奥様はとても可愛くてふわふわした優しい印象の方で、式中に何度も涙を拭いたり流していた。
私は牧師さんのお話でお父様が野に咲く花のような人だったって言ったのが本当にそおだなぁって思った。
まっすぐで自然体でみんなを引っ張っていく姿は力強く感じたなぁ~でも話したら優しくてあたたかくて…。子どもをありのままに受け入れることもなんとなく教えてもらった気がします。いいんだよ、大丈夫。この子はこの子でって。そんなやり取りがあった気がする。
それから奥様の挨拶ですごく感じたことは、仲睦まじい感じと旦那様と愛し愛されるということと信頼関係がちゃんと出来てるんだなぁってこと。お父様がとにかく暇があれば子どもと遊んでいたって言っていた。こんなに子どもと遊んでくれるお父さんはなかなかいないんじゃないかなって言っていたし、愛情をかけてくれる素敵なお父様だったんだなあ〜って。
愛情をかけて育まれたお子さんは立派な姿になっていたなぁ~。頼もしい。
きっと一番さびしい気持ちなんだろうに…な…。
会えなくなったけど、子どもたちの姿に主人を見ることが出来ると奥様が言っていた。すごく感動した。
うちなんかはホントに口喧嘩ばかりしてると、ついつい悪いとこはママに似てるって言われて、ホントにイラッとしたりしてたけど、違うんだなぁ。
そのご家族は良いところを、相手の良いところを見て、それが子どもに似ていたり、お父様の良いところをあなたはもらったのね~と言えるご家族なんだろうな。素敵なご夫婦ですね。
私は身をつまされる思いでしたね。今や悪いとこしか目につかなくなり、なんでもスルーするし、関わりさえ、極力さけてる状態にありましたからね。
自分は自分、旦那は旦那。子どもにとって良い父でいてくれればそれで良いというぐらいでしたね。
きっと性格や相性もあるんだろうけど、ほんとに寄り添われたご夫婦は素敵だなぁと感じました。
ひとつの物語を見せていただいてるような奥様のお話は心に響きました。
どうかお父様が安らかな眠りと魂が穏やかな場所にいますように。奥様やお子様がこれからも健やかに歩まれますように…。
わたしもいろいろ教えてもらったことやお世話になったこと忘れません。ほんとにありがとうございました。
なるべく人の良い面を見たり、良い面と会話をするようにしたいと思います。
自分の話をするとなんだか水を差すような感じになってしまうので…ほんとに素敵なご夫婦の物語を大切に保存しておきたい。
ありがとうございました。