昨日は

月1の友人たちとの

読書会の日。

 

 

3月の課題本は

「グリーン・ノウの子どもたち」

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ひいおばあさんの家で、冬休みをすごすことになったトーリー。そこは、イギリスでもいちばん古いおやしきのひとつ、グリーン・ノウでした。グリーン・ノウでは、つぎつぎとふしぎなできごとがおこって…。

 

 

 

 

 

グリーン・ノウに出てくる

ひいおばあちゃんの家は

 

作者のルーシー・M・ボストンさんの

住んでいた家、

マナーハウス

(1120年ごろに建てられたイギリスで最も古い家の一つ)が

モデルとなっています。

 

 

7歳のトーリーは

お母さんが亡くなって

新しいお母さんとは折り合いが悪く、

寄宿舎に入ります。

両親はビルマに仕事で行っているので、長い休みの時に会いに行くこともできません。

 

そんなとき、

ひいおばあさんのお屋敷に招かれ、冬休みを一緒にすごすことになりました。

 

トーリーは

ひいおばあさんの家に着くと

懐かしさを感じ

 

 

そして温かくそして茶目っ気のある

ひいおばあさんとの関わりや

 

 

時間を超えた

不思議な子どもたちとの

出会いの中で

自分の居場所を見つけます。

 

 

不思議で

見方を変えると

少々怖く感じる人もいるファンタジーです。

 

 

 

私は以前読んだときは

怖いと感じましたが

(今回の読書会でもそう言った友人がいました)

 

 

今回は

トーリーと同じく

この物語に起こる不思議な出来事を

スッと受け入れることができました。

 

今回は怖くなかった。

 

 

作者ルーシー・M・ボストンは

60歳を過ぎてから「グリーン・ノウ」シリーズを書き始めましたが

 

7歳の世界の

不憫さや寂しさ

思い通りに進むわけではなかったりする様子などを

 

繊細に

表現しています。

 

 

その中でトーリーが

成長していく様子も

「たくましく」とか「力強く」とか

ではないけれど

ひしひしと感じられます。

 

 

今回の読書会では

参加者が色々な受け取り方があり、

感想があり、

 

世界的に優れた本と言われる本は

色々な捉え方ができ、

色々考えることになるなぁと

 

今回も感じました。

 

 

 

 

 

ルーシー・M・ボストンの

マナーハウスのことは

池田先生の本でも

紹介されています

 

 

 

 

池田先生の講演の際、

スライドも拝見しました。

 

 

こうやって書いていくと

マナーハウス行ってみたいなあ〜

 

物語の世界がそこにあるらしい。

 

 

 

作家の林望さんが英国に留学した際、

マナーハウスに下宿していたそうです。