日々の暮らしを楽しみませんか?

兵庫県相生市のライフオーガナイザー

大西典子です。

 

 

NHKのEテレで放送されている

『100分de名著』

 

8月はミヒャエル・エンデの

「モモ」です。

 

モモの表紙といえば、

オレンジ色、細かい絵

 

の印象があるけど

 

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私の持っている本は愛蔵版だと

今回写真を撮影して気がつく(笑)

 

 

それだけモモの本の表紙は印象深い

 

 

 

 

この表紙のことね

 

 

町はずれの円形劇場あとにまよいこんだ不思議な少女モモ。

町の人たちはモモに話を聞いてもらうと、幸福な気もちになるのでした。

そこへ、「時間どろぼう」の男たちの魔の手が忍び寄ります…。

「時間」とは何かを問う、エンデの名作。小学5・6年以上。

【「BOOK」データベースより】

 

 

 

子どもの頃読んだ時は

時間どろぼうの灰色の男たちが

なんか怖くて

途中で読むのをやめた本

 

 

大人になって読んだら

本が出版されたのは

50年ほど前なのに

 

 

今に通ずる時間のはなしは

ちょっと怖い

って感じたけれど、

 

 

今から50年ほど前、

それよりももっと前、

産業革命の頃から、

 

 

便利になった時代から

 

 

人は便利になって得た時間を

何かに使おう使おうとして

逆に時間に追われ、

自ら忙殺するようになったのかもしれない

 

 

それは空いた空間があるから

ここに何か入るんじゃない?って

考えて

何かを収納しようとするのに

似ているかも。

 

 

予定のない時間は

何かをしなきゃいけないのか?

 

 

「しなきゃいけない」時間に

した途端に

 

 

その時間は

私を制圧しているような気にもなってしまう。

 

 

何もしない時間、

何もしてないような時間、

 

 

それは無駄なのかな?

 

 

何もしてないようで

 

何かをしているはず

 

無になる時間もあっていいはず

 

 

寺に行って、ヨガに行って

無にならなくても

 

家での無の時間でもいいのではないかな

 

 

無は無駄ではない

 

 

何も生み出してないかというと

そんなこともない

 

 

無を生み出しているのだ

 

 

 

 

 

 

灰色の男たちは

大人から時間を奪おうとする

 

 

その時に

時間を節約し効率を重視して

つまらない時間の使い方はするなという

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時間を節約し効率を重視する、

それも悪いことではない

 

さっきの無だって

いいことでないかもしれない

 

 

いいとか悪いとか

多くの出来事は2択で決められない

 

 

その時に

自分がどう感じてるのか

そこを感じる見つめる

 

 

2択での結論より

その経過を見つめること

考えることが大切だと感じる

 

 

 

モモは不思議と話を聴くのが

上手な女の子

 

 

自分の中のモモに出会えるかな

 

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【放送時間】
(月)午後10時25分~10時50分/Eテレ
【再放送】
(水)午前5時30分~5時55分/Eテレ
(水)午後0時00分~0時25分/Eテレ
 

8/12は第2回目の再放送があります

 

 

 

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モモは1980年代に

実写化もされていたよう

 

 

映画よりも

まずは本を読んでほしいな

 

 

私は子どもの頃、

灰色の男たちが怖くて読みきらなかったけれど

面白くて読み進める子もいます。

 

 

大人も子どもも

その時に出会って

その人なりに感じる本、

 

 

「モモ」、みんなに読んでもらいたいな