日々の暮らしを楽しみませんか?

兵庫県相生市のライフオーガナイザー

大西典子です。

 

 

わたしは読み聞かせボランティアをしていますが、

コロナウイルスの影響もあって

3月以降読み聞かせの予定はありません。

 

 

本は読んではいますが、

本の勉強会も延長となっていて

寂しいところです。

 

 

昨日、庭に青い鳥がやってきました。

調べると

イソヒヨドリのオスだと思われます。

写真ACより

 

 

写真を撮影しようと窓の近くに行くと

イソヒヨドリはわたしの気配を感じたのか、

飛んで行ってしまいました。

 

 

 

窓際に座ってしばらくいると

別の鳥が窓の横にある木にとまりました。

 

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ヒヨドリでしょうか。

 

 

この瞬間、私は

「まるで

マリー・ホール・エッツの

『わたしとあそんで』(という絵本)の世界みたい」

と感じたのでした。

 

 

 

「わたし」が色々な動物に

「遊びましょ」と近寄りますが、

動物たちは逃げて行ってしまいます。

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誰もあそんでくれないので

「わたし」は池のそばの石に腰かけて、

ミズスマシが水にスジをひくのを見ていました。

 

 

そうやって座っていると

逃げ出して行った動物たちが

だんだん戻ってきて

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そのままじっとしていたら動物たちが

近くに寄ってきて、

 

 

 

それでも うごかずに だまっていると、

しかの あかちゃんは もっと ちかよってきて、

わたしの ほっぺたを なめました。

 

 

ああ わたしは いま、とっても うれしいの。

とびきり うれしいの。

 

なぜって、みんなが みんなが わたしと あそんでくれるんでもの。

 

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静かな本で、

この本を読んだのは15年ほど前だと思いますが、

なぜ世界的に評価されている本なのか、

何が面白いのか、

何がいいのか、

わからなかった。

 

 

けれど、読み重ねていくうちに

この本の

良さを感じてきたけれど

うまく言葉にできなかった。

 

 

 

今回、

自分が「わたしとあそんで」のような

経験をした時に、

 

 

「自分が」「自分が」って

「したい」「欲しい」と思って

追いかけすぎても、

 

うまくいかないことがある。

 

 

時には

 

立ち止まり、

 

時には

 

折り合いをつける。

 

 

 

今回、「わたしとあそんで」のような経験をして、

自然の中から感じました。

 

 

 

 

女の子の「遊びましょ」って行く行動が悪い、

とか言う話ではなく、

ただただ私が感じただけのこと。

 

 

 

 

この本はただただシンプルに

自然の中で起こることが書かれている本。

 

 

本の解釈は色々できると思う。

その人が感じるもので良い。

 

 

そして、何も感じなくてもそれも良い。

 

 

私のように急にリンクする瞬間もあるかもしれない。

 

 

 

読み聞かせでこの本を読むと

子どもたちの様子は

明らかにこの本の世界に入っているのことが感じられる。

 

 

こちらの記事でも紹介しています本物を見る目

 

 

 

子どもたちの中に何がしみてるのだろう。

何を感じているのだろう。

 

 

読み聞かせの後に感想を聞くことは

ご法度なので

 

(言葉にしようと子どもは頑張るし、言葉にしなきゃとかまえて聞いてしまう。

ただただ読んだ後、

沈黙の中で、自分自身の中で咀嚼してほしい。

(映画や音楽を聴いた後、「どうだった?」って聞かれるの苦手な人ならこの感覚わかってくれるかな?))

 

 

読み手から

感想をきくなんて野暮なことはしないのです。