こんばんは。
兵庫県相生のライフオーガナイザー
オオニシノリコです。

wasitu

実家の和室です。

ここは茶道を嗜む母のための
部屋でもあります。

この部屋に入ると空気が凛としているのを感じます。
とても気持ちのよい空間です。



父は肺気腫を患い、在宅酸素療法をしています。
2階が寝室でしたが、
階段をあがることが難しくなったため
1階にベッドを置くことになりました。

1階の部屋はリビング、キッチン、和室、納戸。

ライフオーガナイズを学ぶ以前、
「もしベッドを置くなら和室だよね。」
と、母に話したことがありましたが、
そのとき母は何も言いませんでした。



その後ベッド設置の話しが現実となった際、
ライフオーガナイズを学んだ私は
母が何を大切にし、何を楽しみたいのか
を考えました。


母が介護をしながらも、
くつろげ、楽しめる時間や空間を持てるように・・・


母の希望は
『ずっと茶道を楽しみたい』でした。

和室は母の理想の空間そのものなのです。


和室はそのままとし、
今リビングにはベッドが2台(笑)となっています。


介護をするにはもちろん機能性も考えなければいけませんが、

介護をするからこそ、
どのように暮らしたいか
何を大切にしたいか

を考えることが大切だと思います。
楽しいことや心休まることがないと、
心がいっぱいいっぱいになってしまいそうです。



そしてもう一点気をつけたい事。
子どもはついつい親の事に口出しをしてしまいがちですが、
そこに住むのは私ではなく、両親。

両親の想いを優先しなければいけないと思います。
大切な家族の事だからこそつい口出ししたくなるんですけどね。


さて、
リビングにベッドを置く事を決めた際、
私が「和室がママの理想の空間なのよね」と言うと、
母はホッとしたような嬉しそうな表情を浮かべました。


ライフオーガナイズを学んでよかったと思えた瞬間でした。


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