わかるんです・・・
書は、いろいろな作品を鑑賞すればするほど目がこえてきます。
特に淡墨作品に関しては、いろいろ見ないと違いや良さはわかりにくいと思います。
先日の展覧会にやってきた母、
この方作品は創ってはいませんが、私が30年続けてきているものを一緒に30年みてきているわけです・・・
毎年、他の方の作品もいろいろみているわけです・・・
というわけで、確実に目がこえてます。。
今回も作品を鑑賞しながら、かなりするどいつっこみをいれて行きました。
淡墨のにじみの良し悪しや、作品構成、そして、
“この作者は優しい人ね、ちょっと中性的な人やろ~、あっこれは気の強い人ね~”などなど。
怖い怖い、字に自ずと全部でちゃうんですよね。
私の作品に関しては、
“はぁ~ん、今までは優しい感じだったけど、少し強さも出てきたね”との事でした。
ちなみに講評で山岡先生が、私の作品について、
“筆は、わりと上質の羊毛で墨をたっぷりと含ませて書いていると思われる”とおっしゃいました。
確かに今回使用した筆は、羊毛でそんな安いものではありませんでした。。。
どんな筆や墨で書いているかも作品をみればわかっちゃうのです。