東京へ。新たなしこりと腫瘍マーカー上がる。 | 乳癌と私と娘の平凡で幸せな日々

乳癌と私と娘の平凡で幸せな日々

トリプルネガティブ乳ガン。
一人娘あり。
再発し、シングルマザーになりました。

しぶとく、優しく、強く、生きたい。





こんにちは。

すごい雨の中東京へ。

なんでこんな日に限ってどしゃぶり。

この日は
私は彼女の事しか考えてなくて

先生に話すことを
ひたすらシュミレーションしててん。

感情的にはなったらあかんから
冷静に冷静に。

かなり待って
番号が呼ばれて診察室へ。

いつもは
明るめの声で挨拶するけど
なんか声がでーへんかった。

いつもの様にエコー。
先生はいつも通り丁寧にエコー。

けどいつもより長い不安

しかも術側の反対側
右をやたら念入りに。
 

ドキドキ。

そして終わる。

いつもなら
『はい、異常無し』
と言うのに
その言葉がなくて。

小さな声で
はい、終りました…

おーい!先生!異常なし!
ちょうだいやー指差し

あれ?なんだ?
この空気は?

と思いつつ…
慌てて服を着る私。

そして先生の前に着席。


あれ?先生又日に焼けてるやーん。
お肌ちゃんとケアしてなー。 
おっ、今日も前髪ツンツン
決まってるやーん指差し
心の声

なんて呑気な私もいたり。


なんな先生の様子がいつもと違う…。

( ͡° ͜ʖ ͡°)『3ヶ月前には無かった新たなしこりが
映っていますね。』
『左ではなく今回は反対側の右の
鎖骨上。一つは9ミリ、後は小さいのがいくつか、3つ?』

不安『…えっ、反対側?しこり?』

( ͡° ͜ʖ ͡°)『後腫瘍マーカーが基準値を越えてますね…。これね』
血液検査🩸の用紙
CEAにHの文字。
指差す先生。

『エコーでは確認出来ない所も
あるから他に広がりがないか、PET検査しましょう』

真顔『……』

頭が付いてこない。


私はショックというより
なんか他人事みたいに

へーそうなんやー
っと聞いててん。

そして
『あーやっぱりな…出てきちゃったか』
て思う自分もいて…。
これって再再発?


鎖骨上に関しては手術は可能。
その後は放射線治療。

抗がん剤は?
遠隔転移の可能性は?

頭の中がグルグル。

取りあえず
イブランスは中止。
あんた高い薬のくせして
やっぱり私には効いてなかった悲しい



あまり質問も出来ず…。

PETは関西の病院を予約。
前のPETから
まだ半年ちょいしか経ってないのに。
そんなすぐ悲しい??

取りあえずまだはっきり
わからんからな。

けど鎖骨上は確定やろな。

抗がん剤なら
もー東京には通えないな。

遂に先生さようならか👋大泣き

いやや。先生。

そんな気持ちがゆらゆら。


けど
それは一旦置いといて
大切な友達の事を伝えたかった。

やっぱり彼女の名前を声にしたとたん
涙が溢れた。
声がつまるし
ガラガラ声で。

先生めちゃくちゃ忙しいのに
ちゃんと話を聞いてくれて
嘘のない誠実な言葉で
答えてくれた。

口下手の先生やから
優しい言葉は特にないけど
先生の誠実さは
私には伝わった。

先生
ありがとうございます。

待合室で名前が呼ばれるまでは 
一気に涙が出てもうた。

カッコ悪いから涙かくした。



その後は
大切な人に会いに行ってきたょ。


泣き虫でごめんね。

会ってくれてありがとう。
又会おうね。

約束な。



この日は新幹線も止まったり
遅れたり




帰宅時間も遅くなり
足元もじんわり冷たくて。


帰ってからは娘にお土産渡して

美味しそうに食べてくれた。



いつも娘は
私が病院から帰ると言う言葉

『お母さん、死んだらあかんで。』

私はいつも

死ぬかー笑い泣きこんな元気やのに

と返答。


この子だけは
守らせて下さい。
一人にはさせないで下さい。

娘の寝顔を見て
そぅ思いました。


癌のバカやろう。
癌に負けてたまるか!




またね。