こんばんは、今日は関東は比較的涼しい1日でした。
タイトルの通り、バレエってスポーツなのでしょうか?
今日、ネット上でバレエは芸術ではない、身体中の筋肉を鍛えているし、スポーツだとおっしゃる方がいて、色々と考えさせられました。
確かに、バレエはアスリート並みの跳躍力、体幹の強さ、持久力などが求められますし、その為の筋力は必要です。
さらにバレエ特有の動き、アンディオール(股関節の外旋)や技術(バランス、回転)、柔軟性などなど、総合的に身体能力は高いと言えると思います。
でも、バレエは跳躍力を競っている訳でも、脚上げ大会をしているわけでも有りません。
あくまでそれは、表現のために必要な技術だと考えています。
高く跳べれば一番ではない。陸上競技ではないから。美しいと思わせるために跳ぶ技術が必要なのです。
バスケでは、極端な話、ボールがゴールに入れば良い。高く跳べなくても。だけど、跳べればゴールできる確率が上がるから、練習する。
最近はアクロバティックなバレエが好まれる傾向に有るのは確かだけど、身体能力だけでなく、音楽性、表現力、立っているだけで存在感を醸し出す、美しいと思わせるオーラ。
全て、舞台で輝くための、要素です。
バレエには技を競う競技会は有りません。コンクールは有るけれども、あくまでジュニアが留学やバレエ団に入るための足掛かりという、オーディション要素が強く、そこで1位になることを目指しているのではなく、その先のダンサーとして舞台で輝くことが目標なのです。