前十字靭帯断裂 再建手術 2週間後、退院 | ここなのブログ~前十字靭帯損傷者のバレエへの道

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前十字靭帯断裂、ACL損傷からバレエへの復帰の記録。
怪我と向き合いながらバレエを志すジュニアと先生、教師に注意してほしいこと、大人のバレエに悩む人に向けて…
将来、そんな個人のけがや身体の悩みに自分の経験を生かして向き合える講師になりたい、ここなのブログ。

こんばんは、オリンピック、早速メダルラッシュですね爆笑
その一方、メダル確実と言われていても、まさかの…ということも有りますねショボーン

なかなか本番に調子を合わせるということは、一流のアスリートでも難しいのですね。

さて、術後2週間。
膝を屈曲120度、伸展0度出来るようになると、半荷重で退院となります。

半荷重は、普通に両足で均等に体重をかけて立っていられる状態。
といっても、まだ不安定な感じですが。
そして、45度スクワット、つま先立ちの訓練も始めます。

スクワットはけっこういけます。初めの恐怖心さえコントロールできれば、段々とスムーズに出来るようになります。

つま先立ちは…きつい!初めは10回も出来ませんガーン

なんせ、普通に立つための筋肉は術後すぐから始まりますが、足を底屈するふくらはぎの筋肉は、ほぼ働かない日々。足を着いて歩けるようになっても、全荷重になるまではつま先で蹴り出す通常の歩き方はしませんからね。

とにかく、筋肉は大腿筋もそうですが全体的にそぎおとされ、採寸して作った装具もユルユル、余った皮と脂肪がプルプルです笑

そして、退院の時に家で行う自主トレのメニューが渡されます。

ずっと行っている前後左右の脚上げの他に、ハムストリングスを鍛える、膝を曲げて寝た位置からのお尻上げが加わります。

これが、ビックリするぐらい出来ないのです。

私の術式は、現在一般的に行われているACL再建 ST法という、半腱様筋腱という、膝を深く曲げるときに使う筋肉の腱を採って靭帯の代わりに入れるものです。

この腱が無いので、初めは自力で膝を立てて座ることも出来ないのです。ずるずると伸びてしまいます。

私、膝曲げられるようになるの…?

ところが、この腱、結構な確率で再生される様なんです!

その為に、初期ではこれをレッグカールなどで過度に収縮させない(要は使わない)、ストレッチしないなどの配慮が必要なようです。

私も入院中ストレッチはしていましたが、長座前屈はしても脚を開脚してのストレッチはここを伸ばしすぎないよう気をつけていました。

でも、今では右足のハムストリングスは左足より強いくらい、膝を深く曲げるときは今でも半腱様筋腱の辺りに痛みが有りますが、大分自力で曲げられるようになってきました。

退院後大変なのは松葉杖生活ですね。お風呂の入口の10センチの段差。
料理しようとしても、冷蔵庫から物を持って、調理台まで行くのも一苦労。

しかも我が家は螺旋階段が有りまして…
病院で松葉杖で登り織りの練習はしましたが螺旋では怖くて出来ず、お尻を着いて左足で登り降りしていました。

全荷重になるまでの1週間、不便でした…チュー