冷めた眼で物憂げに
見つめてる 錆びた月
窓際で 膝を抱え
君はまるで猫のように
寂しい影落として
僕に背を向け
どうして こんなに近くにいるのに
誰より 君を遠くに感じてる
読みかけの ペーパーバック
風がページをめくる
「小説の恋なら 上手くゆくけれど……」
横顔に涙隠し
君が囁いた
いつから 二人は変わってしまった
愛は音もなく 崩れ落ちていった
rusty moon 僕の歪んだ顔を照らしている
rusty heart 君の足許 床に転がってる
いつから 二人は変わってしまった
愛は音もなく 崩れ落ちていった