ニューヨークのココマスダです。

 

先週、ニュージャージー州の田舎に

行ってきたことを書きましたが、

その時に、友人の家からすぐそばの

個人経営の小さなアルパカ牧場にお邪魔してきました。

 

先ず、そこで学んだ注意をシェアしますね。

その牧場の前には

アルパカの絵が描かれた 

"Alpaca Farm" って立て看板があって

うちの娘はアルパカが大好きなので、

都会人の私は、

 

やった〜、見に行こう〜!

 

って思ったのですが、

農場や牧場は、

"Open to Public" って書いてない限り

一般客歓迎ではないそう。

 

(そんなの当たり前〜って声が聞こえてきそうな。

 すみませ〜ん。)

 

案の定、牧場の持ち主の奥様は、

近所の住民である私の友達のスー(はい、白人です)

がうまく説明するまで

「あなたたち何者?」っていうような硬い顔をしていました。

 

それに、

外国人に対しての偏見が台頭してきているアメリカの田舎ですから、

皆さんも旅行したら気をつけましょう。

ライフルで打たれちゃったりしたら大変ですからね〜。

そういう冗談が冗談でなくなってきた今日この頃です。

 

で、持ち主の夫婦の奥様は、

事情がわかってからはとてもフレンドリーになって

アルパカに関して色々と説明してくれました。

 

アルパカを飼って定期的に毛を刈って、

毛糸にして、色々と作っているらしいんですが、

 

「アルパカの肉を食べることに対しては

一般人はまだ抵抗があるから残念。

商売にできないのよ〜。」

 

って話になったんです。

 

ええ〜っ、こんな可愛いアルパカさんの

お肉は私も食べられませんけど〜。

 

「ね〜。だから困っているのよ。」

と奥様。

 

私はベーシックな牛肉、豚肉、とり肉は食べますが、

可愛い動物の肉は食べられないんです。

うさぎとか、アヒルちゃんとか、、、。

 

以前、田舎に別荘を持って、

野生の鹿の家族たちが庭に来るのを見るようになってから、

鹿肉も食べる気になれません。

 

日本で結構人気がある

馬肉なんて 絶対に 食べられません。

私にとって、馬の肉を食べるのは、

犬の肉を食べるようなものなんです。

なので、馬肉が食べられる人が信じられませんが、

日本の家族は皆食べます。

 

活け造りとかもダメ。

まだ若い頃、留学してからですが、

休暇で帰国した際に、

母と、淡路島に住む遠い親戚を訪ねて行った時、

料亭に連れて行ってくれて、

大きな活け造りが、ど〜ん!と出てきたんです。

もちろん肉がピクピクしてて、、、。

 

で、私、食べられないだけでなく、

泣いちゃったんです。

 

あちらとしては

せっかくご馳走してくださっているのに!

ですよね。

 

アメリカかぶれした変な子なんです、すみません、

と母が謝って、理解してもらった記憶があります。

 

私の感覚は、完全な偏見だとはわかってます。

小さい頃、給食に出て来る

鯨の竜田揚げが大好きだったし、、、。

動物が可哀相で食べられないのだったら

ベジタリアンになればいい。

だけど、なれない。

 

なので、食べる人に意見することはしません。

 

アルパカ牧場に付いて行ってくれた

友達のスーは

植物性の食品以外に、魚介類を食べる

緩めのベジタリアンです。

 

でも、彼女はオハイオ州の農場育ち。

 

アルパカ牧場の奥さんは、

「農場育ちだったら、わかるでしょう〜。

 肉は肉。」と。

 

ま、そうですよね、、、。

 

アルパカの色は色々あって、

白いアルパカから白い子が生まれて来るとは限らないそうです。

なので、色々と交尾させて、

いい色の子が生まれて来ることを祈るそう。

 

白や黒は毛糸や商品として需要が高いけど、

茶色は売れにくいそう。

 

「だから肉で売るしかないでしょう〜。」

 

汗。

 

「アルパカは相手を選ばないんですか。」と質問すると、

 

「選ばない、選ばない。それは楽。」と。

 

そっか〜。スゴイな。 ニヤニヤ

 

しかし、こんなに可愛いアルパカさんたちを

商品としてしか見ていないんですね〜。

 

そうですよね〜。

いちいち愛情持ってたら

牧場なんてやってられませんよね。

 

私は動物を飼ってたら、

その動物は食べられないな〜。

 

と、自分勝手な人間でございます。

牛さん、豚さん、トリさん、

ごめんなさい。

 

あなたはどうですか?