先週、娘の現地校のお友達のお父さんの
メモリアルサービスがあり、娘と行ってきました。

メモリアルサービスというのは告別式ですが、
お通夜やお葬式と違って、親戚や友人を集めて故人を偲ぶ集まりです。
式は一応シスターが進めましたが、子供たちの黒人のシッターさんが
アップビートの賛美歌を歌った以外は宗教色はほとんどありませんでした。

亡くなったお父さんは、40代半ばだけど子供っぽさが残っている、
背が高いオランダ系の男性だったんです。
2週間前ぐらいにスクーターに乗っているのを見かけたばかり。
だから知らせを聞いた時にはびっくり。

お母さんも美人でとっても優しい人。
私の娘と同じ9才の娘の他に、まだ4才の娘もいます。
ものすごく大きなロフトに住んでいて、
もうすべてが完璧って思えるような家族だったのに、
人生何があるかわかりませんね。

死因ははっきり知らされていないので、何か事情があるのでしょう。
本当は夫婦仲が悪かったらしいし(そんな事めずらしくもありません)、
自殺かもしれない、とかいろいろな憶測が飛び交っています。

そんな事よりも、私が感動したのは、
五番街と54丁目のユニバーシティークラブという由緒ある社交クラブで
催されたそのメモリアルサービスに、どれだけ多くの人が集まったか、という事。

お金持ちであった、という事もあるでしょう。
金融関係の仕事をしていた、という事もあるでしょう。
だけど、まだ若い彼のために、何百人という人たちが世界中から集まり、
その様子を見ていて義理で来たとは思えませんでした。

壇上に上がってスピーチをしたひとりひとりが、
彼のすばらしい笑顔について、
リスクを恐れず、一瞬一瞬をめいっぱい生きた彼の性格について、
話しました。

私が生前彼に会って話したのはたった数回でしたが、
彼らの言っていることには私も同感できました。
一度会っただけで、ずっしりと心に残るような人でした。

今まで夫の親戚のお通夜に何回か行きましたが、
それは小さな部屋で行なわれ、何十人かの人たちが集まっただけでした。
私や夫が死んだ時はどのぐらいの人たちが集まるんだろう?
と考えてしまいました。

沢山の人がお通夜に集まったからといって、その人が偉い、
その人の方が価値のある人生を生きたとは言えません。
だけどやっぱり、すごい人生だったんだな、
という重みを感じずにはいられませんでした。