4月に期待して、でも行けなくて、
「もう期待できない」
「もうどうしたらいいのか」
「この子の事を考えたくない」
と支えとなる親に疲れが見える時期です。
「期待はダメ」
なぜか?
あの子にこうしてほしい
あの子はこうするべきだ
と親が思う事がダメなのではありません。
この期待が叶わなかった時に
「落胆する」「裏切られた気分になる」
この心情の変化が不登校を長期化させてしまう
悪いサイクルの要因となります。
この落胆はあの子の問題ではなく
『不登校の子を抱える親』の問題
だからです。
親の行動を■・親の気持ちを()で表します
3月:完全に家だけで過ごす不登校状態
■不登校である子供をある程度、許容している
(4月から行ってほしいな)
↓
4月:始業式から1週間は行ける
■朝起こす、行かせようと頑張る
(今年こそ行けるように私も頑張らないと)
↓
4月後半:登校が続かない
■怒るor悲しむ
(やっぱり行けないと落胆する)
まず、反省点として親の感情を伝えるべき
タイミングは必ず行動して欲しい前なので、
「期待する」前にこうしてなってほしい
こうできるかな?という対話を
しっかりと積む事が大切です。
なぜなら行動するのは子供自身だから
子供自身が納得のいく形で
行動できる・行動しようと思う状態を
作る事が必要なのです。
そのためには何がハードルなのか探りながら、
新年度に焦点を合わせた場合も
その前の事前準備や気持ちを
整える事が大切です。
次に、子供自身になってみてください。
【親の気持ちがうまく伝わっていないケース】
あの子からすると上記の()を知らない為、
自身は何も変わらず、
不登校な自分に一定の許容をしてくれていたのに
(何も言われない時期もあった)
4月になったら「学校へ行きなさい」と言われ
4月後半には母が突然
悲しんだり怒り出したりするのです。
【親の気持ちを理解しているケース】
あの子からすると
親の気持ちを理解した上で、
やっぱり行けない・親の期待に応えられない自分を責めます。
「やっぱり私はできない、ダメな子」と
自信がなくなる。
不登校状態を解決するには
たくさんの小さなハードルがあるのです。
その小さなハードルを越える事なしでは
根本的な不登校解消には繋がりません。
そして、そのハードルを越える為には
親の理解は必要不可欠です。
親の理解とは何か?
あの子自身を認めてあげる事。
学校に行く優等生なあの子ではなく、
学校に行けないあの子を認めてあげる事です。
家でしかないコミュニティの中で、
家族だけの関わりの中で
叱る要素はたくさんあるでしょう。
でも、この不登校状態で
あの子にとって「褒める事ができる存在」は
親以外にいません。
精一杯「褒める」材料を
生活の中で散りばめてあげて下さい。
そして「褒める事」と「叱る事」
そこから、不登校状態の中で、
何が良くて何がダメなのか。
学校へ行かないとしても
どんな生活が理想的なのかを
親とあの子が共有していきます。
これが家庭でできる
不登校解決のステップ①です。
決して期待がダメなわけではありません。
「あの子にこうなってほしい」
「あの子がこんな風に成長してほしい」
という希望は親として持つべき自然なものです
(学校へ行く・行かないの基準ではなく
こんな大人になってほしいという希望)
お母さん、お父さん
落胆している暇はありません。
次に繋がるステップを心掛けて下さい。
すべてはあの子の
笑顔である未来の為に…
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