私の中に巣食っていた「惨めさ」

こんばんは。リーディングカウンセラーの雫石雪乃です。

先週末、あることをきっかけにどよーんとした感情に飲み込まれていました。
ちょっとしたことで、悲しくなり、イライラし、なぜこんな感情に支配されているのかが分からず、ただただ落ちて行く感じ。

とりあえず、そのどよーんにどっぷりと浸って、感じきって、

「さて。この感情に名前をつけるとしたらなんだろう？？」

とゆっくり、じっくり時間をかけて、最適な名前を考えてみたら、それは

「惨めさ」

でした。

よく考えてみたら、この「惨めさ」は物心ついた頃から、不定期とはいえずっと私を襲い続けてきました。

洋服を買う時。
美容院で鏡の前に座らせられた時。
おしゃれな友人に声をかけられた時。

そんな時に感じる、自己卑下とも違う感情。

「自分の醜さが惨めだ」

とでも思っているような感情。
思考ではなく、あくまでもそういう類いのエネルギー。

突然、襲って来るこのネガティブな感情のエネルギーはよーく感じてみると、常に私の左半身を覆っていました。

そう、左半身。

そのことに気づいた時、思わず

「あ・・・」

と小さな声がでました。
人の左半身。
それは女性性です（関連記事『お手手のシワとシワを合わせると・・・』）

私の女性性が「惨めだよ・・・」と、ずっと悲鳴を上げ続けていたことに、今ようやく気がついたのです。

その悲鳴を、私の左半身はいつからあげ続けていたのか？
自分の中のエネルギーの流れをじっくりと感じるのですが、なかなか記憶がたどり着きません。

中学の頃にはもう感じていた。
小学生の頃にも感じていた。
では、幼稚園？
いや、幼稚園の頃にももう感じていたし、物心がついた時にはすでに「惨めさ」がまとわりついていたのです。

迷宮に迷い込んだような気持ちでいると、私がこの「惨めさ」に氣づくヒントをくれた方が、

「それは今現在の雪乃さんではないかもよ？」

というメッセージをくれました。
私も何となく感じていた違和感を、ピタリと言い当てた彼女。

今世の記憶ではないところで、私の魂は女性として生きた時代を

「惨めだ」

と強く強く思いながら生きたようです。

この時、初めてクライアントさんが過去世を見てもらいたがる気持ちが分かりました。
過去世がどうであれ、惨めさや虚しさを感じているのは今。

だから、今のこの感情を浄化してあげれば、過去世で負った心の傷も丸ごと浄化されます。

けれども、意味も分からないままに浄化するよりも、どんなことが起こって、どのように傷ついたのかを知った方がより深く自分の魂に寄り添えるのかも知れません。

とはいえ、私は自分では自分の過去世が見れないので、その惨めさを感じてしまった以上、その場で浄化します。

方法なんて、とても簡単。
ポツリと

「惨めだよ・・・」

とつぶやくだけで、後から後から涙が溢れ、やがてその涙は慟哭へと変わりました。
何が悲しいのか、何が苦しいのか分からないけれど、とにかく私の中の女性を生きた時代の人が心の底から泣き続けました。

これほどの悲しみをどうやって解放しようかと考えていると、ふと頭の中にあぐらをかいて両腕を天に伸ばして拡げるポーズをする映像が見えたので、その通りにしてみます。

泣き続ける私のために、海外から愛を送り続けてくれた方の愛を受け取ったのか、または天からのギフトを受け取ったのか分かりませんが、とにかくその後の私はすっきりとし、もう一度

「惨めだよ・・・・」

とつぶやいてみても、もうあのどんよりと重い惨めさが帰って来ることはありませんでした。

おそらく、もう私が惨めさに押しつぶされることはないでしょう。

女性性、開花しちゃうかも♡
「惨めではない私」に徐々に慣れて、楽しんで行きたいと思います。


さてさて。
私がこんなことをしていたさなかに、天啓のごとくクライアントのRさんからこんなメッセージが届きました。


とても落ち着いた日々を過ごしていたのですが、木曜日にある出来事で心がすごく乱れ、今日は自分とお話し会です。。

出来事で意気消沈な気持ちが、それとは関係のない他の不安を連れてきて、心が不安でいっぱいになってしまって、鬱のような状態…とても苦しいです。

希望が絶たれて意気消沈な中、希望が叶って彼ができて幸せいっぱいの同僚と、昨日で産休にはいる幸せいっぱいな友人と過ごしながら、笑顔で仕事をしなければならないのがとても辛くて、孤独感や絶望感などの不安が雪だるま式にふくらむと、どうしたら自分がよい気持ちになれるのか全くわかりません。。

でも「感じる」を思い出して、少し落ち着いて、よくよく考えれば、出来事自体ははとてもシンプルで、そこにくっついている余分な気持ちが自分を傷つけている感じがしました。1日がかりで気づきました。。

大切なのは最後の3行。

これまでも書いてきましたが、感情というのは思い込みに対する単なる反応です。
ですから、このRさんの場合もきっと何かの思い込みに反応して不安な感情が生まれたはずなのです。

不安に襲われると、ほとんどの方がその不安に「理由」をつけようとします。


その理由こそが彼女が書いている「そこにくっついている余分な気持ち」であり、それがその人を傷つけているのですよね。

でも、その「不安」という感情が沸き上がるきっかけとなった思い込みというのは、実は私のように今世ではなく、過去世で負った傷ということもあり得るのです（高所恐怖症や末端恐怖症などもそうですね）。


にも関わらず、多くの方が不安を感じた時、手近な理由をみつけ、今感じている不安にその理由をこじつけようとします。

そうやって理由を付けることで自分の中に敵や加害者を作り、どんどん、どんどん自分を傷つけて行ってしまいます。

そうじゃなくて、ただ

「不安なんだな・・・」

と自分の感情を見つけてあげて、そこに誰かのせいや自分のせいにするような理由をこじつけるのをやめること。

それだけであなたの苦しみは半減し、過去も丸ごと癒せるようになります。

複雑に考えず、ただシンプルに生きましょ。
恨みや苦しみにエネルギーを使いことをやめる覚悟を。


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