ご訪問アリガトウございます。
政治家の書いたブログの内容が大問題になったニュースをテレビで見ました。
岩手県議会の小泉光男県議(56)がインターネットのブログに病院を「ここは刑務所か」などと書き込んで批判が相次ぐ“炎上”状態となり、ブログを閉鎖していたことが17日、分かった。小泉県議は17日、記者会見し「公人としての立場を忘れ、著しく思慮に欠けていた」と謝罪した。小泉県議は、自身が受診した岩手県立中央病院で「241番の方」と番号で呼び出されたことに腹を立て、5日のブログに「ここは刑務所か!」と記述。また、「会計をすっぽかして帰った」とも記し、「県議にふさわしくない」「考えがおかしい」などとネット上で批判が広がった。
人の上に立つような人達にこそ「老子」の教えが必要なのではないでしょうか?
第六十六章
原文
江海所以能爲百谷王者、以其善下之、故能爲百谷王。是以欲上民、必以言下之、欲先民、必以身後之。是以聖人、處上而民不重、處前而民不害。是以天下樂推而不厭。以其不爭、故天下莫能與之爭。
書き下し文
江海(こうかい)の能(よ)く百谷(ひゃっこく)の王たる所以(ゆえん)の者は、その善くこれに下るを以(も)って、故に能く百谷の王たり。ここを以って民に上(かみ)たらんと欲すれば、必ず言(げん)を以ってこれに下り、民に先んぜんと欲すれば、必ず身を以ってこれに後(おく)る。ここを以って聖人は、上に処(お)るも而(しか)も民は重しとせず、前に処るも而も民は害とせず。ここを以って天下は推(お)すことを楽しみて厭(いと)わず。その争わざるを以って、故に天下能くこれと争うことなし。
現代語訳
大河や海が幾百もの河川の王者でありうるのは、常に下流にあってへりくだっているからである。
だからこそ幾百もの河川の王者となれるのだ。
そういうわけで人民の上に立とうとするならば、必ず謙虚な物言いで人々にへりくだり
人民の前に立とうとするならば、必ず我が身のことを人々の後にするのだ。
だから「道」を知った聖人は、民衆の上に立っても彼らの重荷とならず
民衆の前に立っても彼らの邪魔とはならない。
そうやって天下の人々は彼を喜んで指導者として推戴し、誰も嫌がる事が無い。
他人を押しのけて指導者になろうとする訳ではないから、誰も彼と争おうとする者がいないのだ。
ここでは川の流れを例えに指導的な立場にいる者こそが自らを戒めて
他者にへりくだらねばならないという事をいっています。
人の上に立つもの、人民に支持されるためには
低く謙虚に居ることを意識しなさいと老子は示唆しています。
第六十八章
原文
善爲士者不武。善戰者不怒。善勝敵者不與。善用人者爲之下。是謂不爭之徳、是謂用人之力、是謂配天。古之極。
書き下し文
善く士たる者は武ならず。善く戦う者は怒らず。善く敵に勝つ者は与(とも)にせず。善く人を用うる者はこれが下と為(な)る。これを不争の徳と謂(い)い、これを人の力を用うと謂い、これを天に配(はい)すと謂う。古えの極(きょく)なり。
現代語訳
良い武人というのは猛々しくない。
真に戦いにすぐれた者は、怒りを表さない。
よく敵に勝つ者は、まともに敵と争わない。
人を使うのが上手い者は相手にへりくだっている。
これを「争わない徳」と言い、これを「人の力を活用する」と言い
これを「天の采配」と言って、古くからの最高の道理である。
本当に強い人間は、静かな人物に見えます。
すぐれた人間は、その判断が怒りにより左右されません。
最後に勝ち残る人間は、自分の敵の相手をしません。
他人を上手く生かすことが出来る人間は、相手に対して謙虚です。
怒りにまかせた言動で立場を追われた人達をここ最近よく見かけますね。
怒らず、冷静な判断ができ、人に余計な干渉をせず
謙虚な姿勢をもつような人に上に立ってもらいたいものです。
ヨッシーもこんな人と一緒に仕事をしたいです。
「無為而治」
冗談じゃねぇ
政治家の書いたブログの内容が大問題になったニュースをテレビで見ました。
岩手県議会の小泉光男県議(56)がインターネットのブログに病院を「ここは刑務所か」などと書き込んで批判が相次ぐ“炎上”状態となり、ブログを閉鎖していたことが17日、分かった。小泉県議は17日、記者会見し「公人としての立場を忘れ、著しく思慮に欠けていた」と謝罪した。小泉県議は、自身が受診した岩手県立中央病院で「241番の方」と番号で呼び出されたことに腹を立て、5日のブログに「ここは刑務所か!」と記述。また、「会計をすっぽかして帰った」とも記し、「県議にふさわしくない」「考えがおかしい」などとネット上で批判が広がった。
人の上に立つような人達にこそ「老子」の教えが必要なのではないでしょうか?
第六十六章
原文
江海所以能爲百谷王者、以其善下之、故能爲百谷王。是以欲上民、必以言下之、欲先民、必以身後之。是以聖人、處上而民不重、處前而民不害。是以天下樂推而不厭。以其不爭、故天下莫能與之爭。
書き下し文
江海(こうかい)の能(よ)く百谷(ひゃっこく)の王たる所以(ゆえん)の者は、その善くこれに下るを以(も)って、故に能く百谷の王たり。ここを以って民に上(かみ)たらんと欲すれば、必ず言(げん)を以ってこれに下り、民に先んぜんと欲すれば、必ず身を以ってこれに後(おく)る。ここを以って聖人は、上に処(お)るも而(しか)も民は重しとせず、前に処るも而も民は害とせず。ここを以って天下は推(お)すことを楽しみて厭(いと)わず。その争わざるを以って、故に天下能くこれと争うことなし。
現代語訳
大河や海が幾百もの河川の王者でありうるのは、常に下流にあってへりくだっているからである。
だからこそ幾百もの河川の王者となれるのだ。
そういうわけで人民の上に立とうとするならば、必ず謙虚な物言いで人々にへりくだり
人民の前に立とうとするならば、必ず我が身のことを人々の後にするのだ。
だから「道」を知った聖人は、民衆の上に立っても彼らの重荷とならず
民衆の前に立っても彼らの邪魔とはならない。
そうやって天下の人々は彼を喜んで指導者として推戴し、誰も嫌がる事が無い。
他人を押しのけて指導者になろうとする訳ではないから、誰も彼と争おうとする者がいないのだ。
ここでは川の流れを例えに指導的な立場にいる者こそが自らを戒めて
他者にへりくだらねばならないという事をいっています。
人の上に立つもの、人民に支持されるためには
低く謙虚に居ることを意識しなさいと老子は示唆しています。
第六十八章
原文
善爲士者不武。善戰者不怒。善勝敵者不與。善用人者爲之下。是謂不爭之徳、是謂用人之力、是謂配天。古之極。
書き下し文
善く士たる者は武ならず。善く戦う者は怒らず。善く敵に勝つ者は与(とも)にせず。善く人を用うる者はこれが下と為(な)る。これを不争の徳と謂(い)い、これを人の力を用うと謂い、これを天に配(はい)すと謂う。古えの極(きょく)なり。
現代語訳
良い武人というのは猛々しくない。
真に戦いにすぐれた者は、怒りを表さない。
よく敵に勝つ者は、まともに敵と争わない。
人を使うのが上手い者は相手にへりくだっている。
これを「争わない徳」と言い、これを「人の力を活用する」と言い
これを「天の采配」と言って、古くからの最高の道理である。
本当に強い人間は、静かな人物に見えます。
すぐれた人間は、その判断が怒りにより左右されません。
最後に勝ち残る人間は、自分の敵の相手をしません。
他人を上手く生かすことが出来る人間は、相手に対して謙虚です。
怒りにまかせた言動で立場を追われた人達をここ最近よく見かけますね。
怒らず、冷静な判断ができ、人に余計な干渉をせず
謙虚な姿勢をもつような人に上に立ってもらいたいものです。
ヨッシーもこんな人と一緒に仕事をしたいです。
「無為而治」
冗談じゃねぇ