「最近の学び」

…というよりは、  


「最近改めて感じたこと」


言った方が近いかと思いますが、今日は


「治安」と「生活格差」


について書きます。


まず、日本は「治安がいい」ということについて。

日中、玄関の鍵を開けたままでも気にしないで生活できたような昔に比べたら、昨今は決して治安がいいとは言えませんが、それでもまだまだ安心して暮らせます。




今回は先日訪れたフランスで見た

「治安の悪さ」と「生活格差」について比較してみたいと思います。


まず、

フランスで見た「治安の悪さ」について


カンペールの友人の暮らすアパート(私もその階下に短期滞在します)は、玄関が二重ロックになっている近代的なアパートです。各階には階段、エレベーターをはさんで2軒の家しかありません。


5階に住む友人宅は、何者かによってドアの表から鍵をねじ切られました。


実際にそのねじ切られた鍵を見せてもらいましたが、プロの泥棒の仕業としか思えません。

幸いなことにその根性無しの泥棒は最後まで仕事を完遂出来ずに退散したらしく、被害はありませんでしたが、鍵の交換が必要となりました。


フランスのアパートも日本と同じく来訪者はインターフォンを押し、訪問先の住人がロックを解除しない限り、エントランスから中へは入れません。

もちろん、住人の出入りに何食わぬ顔で追随すれば侵入は可能ですが、これは日本も同じですよね。


今までのフランスのアパート滞在経験からいうと、

一般的なインターフォンにカメラ機能が付いているものはまずありません。

大概は通話のみです。

治安のいい日本のインターフォンにはほとんどカメラ機能があるのに、治安のあまり良くないフランスに、どうしてカメラ機能のついたインターフォンがないのか、これは不思議だとしか言いようがありません。


また、日本のマンションでもあるような大規模改修時の外壁塗装などの際は、

留守宅の窓を割って業者が金品を盗んで行くことも普通にあると聞きました。

これは窓にシャッターや雨戸がない場合も多くあるからでしょう。


そのほか、、スリやひったくり、置き引き、詐欺も横行しています。私も実際に4〜5人の男性からバッグを奪われている女性を目にしたことがあります。


日本での生活に慣れきっている私達は、海外でもついつい油断しがちですが、海外旅行の際には常に緊張感を持って行動しなければなりません。


また、特に治安の悪い地域の駅にはぼったくりタクシーやマリファナの売人がウロウロしています。

「人を見たら泥棒と思え。」というのは悲しいことですが、そのくらいの緊張感は必要です。


私の滞在中にもエッフェル塔付近でドイツ人観光客が殺害され、他にも怪我人のでる死傷事件がありました。

もはや一般市民、観光客の区別なく危険はそこまで迫っているのが現実です。

被害に遭う遭わないは、決して運不運だけではありません。



「治安のいい日本」で暮らせる幸せに感謝しなければなりませんね。





次に「生活格差」について


コロナの影響を引きずっているのか、電力使用料金の高騰、物価高騰によるものなのか、小規模に限らず中規模のお店や飲食店も各地で軒並み閉店が続いています。

それに伴う解雇も当然あるわけで、移民、難民と思しき人達の他にももしかしたら職を失ったから?と思われるような年若い

ホームレスも増えました。


ここにも記したように、


今まではシャルル ド ゴール空港でホームレスの姿を見たことはありませんでした。

駅や繁華街にはだいぶ前からその姿はありましたが、まさかという感じでした。


ホームレスの多い地域では、クリスマスマーケットの開催で人が集まる時は稼ぎ時とばかりに、夜の寒空の下、赤ちゃんまで駆り出して一家総動員で物乞いをする移民の人々もたくさん見かけました。ほんとうにわずか10m歩くだけで物乞いをする何人のホームレスに遭遇したことか。

なんとかしてあげたいと胸を痛めつつも、あまりにもたくさんの人々に、1人に手を差し伸べたらたちまちワッと囲まれる恐怖から何も出来ずにいる私がいました。


日本でも「貧困に喘ぐ人々」がいることは、しばしばニュースでも取り上げられています。


しかし、私が見たフランスには、人口比から考えてもそれを遥かに超える「生活格差」と「貧困に喘ぐ人々」がいます。


その一方でフランスには健康なのに働きたくないから働かず、フランスの生活保護RSA(Revenu de Solidarité Active)制度を悪用して受給している人がたくさんいるのも現実です。

恥も外聞もない、なんとも嘆かわしい話です。

残念ながら私には見分けはつきませんが、

実は家もお金もそこそこあるのに、「ホームレス擬き」をしてお金を貯めている人もいると聞いたことがあるので、そのすべてが生活困窮者ばかりというわけではないようです。


「生活困窮」がほんとうであるかないかは別としても、「困窮している」のだから恵んでもらうのは当然のこと、他人のものを盗んでも強奪しても構わない ➡️ それによる「治安の悪化」、これはなんとかならないものかと思います。結局は負のスパイラルを生むばかりです。




日本の「治安がいい」という最大の理由には道徳心のほかに、日本人の持つ忍耐力もあるのでしょう。




日本人は古来から農耕民族です。

撒いた種は焦っても時が来るまで芽吹いたり実りはしません。長いこと丹精込めて世話をしてこそ喜べる豊穣があります。


代わって欧米人は狩猟民族です。瞬時に獲物を狩って結果を出すわけです。


即時に結果を求める欧米人と気長に待てる忍耐力を持つ日本人…、ここに忍耐力の時間的な差があります

加えて体格の差もあります。


この忍耐力の差が、自分が持てなければ他人を襲ってでも金品を奪う、持たざる者は持てる者からあらゆる手段を使ってでも奪うという事象がうまれてしまうのではないでしょうか。

もちろんこれは欧米人のすべての人に言えることではなく、一部の正義、道義を持たない人々に限ります。




こんなふうに書くと、フランスは危ない国のようですが、緊張感と用心深さを持って行動すれば快適に過ごせる国です。

決して恐ろしい国ではありません。


ただ、美しい場所や景色ばかりを紹介した写真やビデオなどのようなところばかりではないのは現実です。


来年にはオリンピックもあります。

オリンピックを見に行かれる方、これから初めてフランスへ行かれる方は、これらをすこしでも心に留め置いていただけたら幸いです。 




 

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