昨日は、「桜雨」や「桜流し」とも呼ばれる花を濡らす雨。
春の嵐で、傘をさすのも大変でした…。
そして今日は、快晴の空。
風に舞って散る桜は、空が降らした覚えのない「空知らぬ雪」だそうです。
桜は、関する言葉も美しいですね！
樹の影に咲く散った花びら
水面に散って浮かぶ花びら
桜の名所は、お城や川沿いなどに多々ありますが、都会の真ん中や住む街の道路沿いでも楽しめますよね。
桜の景観はさまざまです。
色彩検定1級テキストの「景観色彩」の単元に、こんなコラムが掲載されています。
『ソメイヨシノと明度対比』
【要約】
ソメイヨシノの花びらは、ほぼ白に近い高明度の色。
街並みや自然地を構成するのは、中明度程度の色。
いっせいに開花する桜の高明度の色と、街並みの中明度の色との対比が強く意識されることで印象的な風景が表れる。
その対比も短期間で消えてしまう様子に私たちは魅了されるのではないでしょうか…。
※コラムの内容は、検定試験に出題されませんので、覚えなくても大丈夫！
開花中は、街の人工要素の景観に、自然要素の桜色との明るさの対比が出現しているなんて、考えたこともありませんでした。
桜に心が躍るのは、純粋に桜の花や色の美しさもありますが、景観全体としての見え方に、ひと時の変化や一時的な新しさをもたらしてくれるからかもしれませんね。
それが、"別れと出会い" "終わりと始まり"の季節と重なるから…。
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