~春はあけぼの。~
清少納言の「枕草子」の冒頭のくだり。
曙(あけぼの)の意味は、
夜がほのぼのと明ける頃、明け方
“春は、明け方の情景が風情があってよい…”と書き綴られていますね。
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夏は夜。
秋は夕暮。
冬はつとめて。(早朝)
が、よい・・・と続きます。
色名にも「曙色(あけぼのいろ)」があります。
染色で、明け方の空を思わせるという色。
色再現してみます。
「曙色」①
参考:日本色研事業「きものカラーコーディネート」
こちらは、あるサイトの値を参考に色再現。
「曙色」②
だいぶ違いますね…。
染めによる色みの違いもあると思いますが、わずかな時間にわずかな光が織りなす空の色。
条件によって瞬間的に変わっていく繊細で多彩な空の色は、ある色名や色域には収められないのでしょうね…。
「曙色」は、欧米の色名「オーロラ」の訳語でもあります。
フランス語の「aurore」 は、夜明けの意。
「オーロラ」
参考:「フランスの伝統色」
色名の「オーロラ」は、アラスカなどで見られる美しい光ではなく、ローマ神話の“曙の女神”「アウロラ」に由来しているそうです。
ケチャップとマヨネーズを混ぜて簡単に作れるオーロラソースの色でしょ
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マヨネーズ色+ケチャップ色=オーロラソース色
別名「曙ソース?」の配合は、味も色も好みで調整できますね
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