よく見聞きするファッションの「ベーシックカラー」という言葉。
色々調べても、その確たる定義が見つけられませんでしたが、新しくなった色彩検定2級の公式テキストに載りました!
テキストには、
『ファッションのデザインや流行にかかわらず頻繁に使われる色』
つまり、
『毎年繰り返し登場するような色』
とあります。
具体的には、5色。
白、グレイ、黒、紺、ベージュ。
*JIS採録の白、グレイ、黒、紺色、ベージュの近似値
ブランドにより、その明るさや濃さは異なる
カジュアルブランドならカーキーを加える
メンズブランドならグレイを数色揃える
など、実際はさまざまであるとの記載もありました。
オフィシャルな場でよく選ばれるベーシックカラーは、「きれいめカジュアル」と呼ばれるスタイルの中心カラーでもあります。
共通する“きちんと感”を出せる色だからですね。
先日、ある人が、セール売場の鏡の前で、
「何色を合わせたらいいかわからないから、結局同じ色ばっかり買っちゃうなぁ~。」
とつぶやきながら、黒のニットーとスカート持って、レジへ向かって行きました。
“とりあえずベーシックカラー信仰”
を脱するには、「何にでも合う色」ではなく、「自分に合う色」で考えられるようになることだと思います。
「自分に合う色」とは、自分の気持ちが高揚する色の意。
ベーシックカラーの中で、どの色をベースカラー(面積が大きい色)に選ぶのか…。
選んだベースカラーに、感情が動く色をどう組み合わせるのか…。
(フリー画像)
“とりあえずの無難地味色”ではなく、“ベーシックカラーの味付け”。
それが、ファッションカラーのコーディネート力だと思います!
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『ベーシックカラーって何色?』は、こちら。
『ベーシックカラーとニュートラルカラーの違いは?』は、こちら。
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