前回記事で、「空色」と本当の青空の色の違いは少々意外なものでした。
今回は「水色」と「空色」を比べてみます。
(私、以前 同じ色だと思っていました。)
水色
うすい緑みの青 6B8/4
空色
明るい青 9B7.5/5.5
*画像の色は、JIS採録の代表色の値の近似色です。
「空色」より、やや緑みの「水色」。
個人的には、湿潤感の違いも感じます。
「水色」がウェットなのに対して、
「空色」がドライなイメージ。
ざっくり まとめると…
日米で使われている色名の比較調査。
いろいろな色のカードを見せて、何色と言い表すか。
ただし、「明るい青」や「暗い赤」などの形容詞をつけずに一語で。
研究者が注目したのが『MIZU (水色)』。
*画像の色は、イメージです。
実際のサンプル色ではありません。
うすい青のカードを、日本人は「水色」と答える人がほとんど。
「赤」や「白」同様、認知度が高い色名。
英色名では「light blue」と呼ばれる色。
米国では、「水色」に相当する「light blue」を言い換える、共通認識された言葉が見当たらないそうです。
「アクア (aqua blue)」と認識した人は、半数以下。
「スカイ (sky blue)」も近いけど、「水色」のように 誰もが瞬時に出る色名ではないんだとか…。
「水色」の色名は、平安時代からあったようです。
古くから親しまれてきた「水色」。
実は、日本人にとって特別な色の名前なのかもしれませんね…?
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