「横山大観展」へ行ってきました。
東京国立近代美術館で開催中です。
横山大観
1868年~1958年
近代日本画の巨匠(大酒豪家でも有名)
会期が短めなのに、展示目玉作品の大きな入れ替えがあり、2度行く人も多いとか。
私は、画集で見てから本物を観たいと思っていた『夜桜』が展示される後期を待って。
購入した絵はがきでは、色彩の美しさが伝わらないのですが…。
色使いが鮮烈!
『夜桜』
『紅葉』
この2作品が、並んで展示されています。
どちらも左右対の屏風絵ですが、絵はがきは片側だけ
色彩のコントラストの迫力に、見入ってしまいます。
大きな作品で、画面構成も伸びやか。
一転して、重要文化財の『生々流転』 は、全長40メートルを超える水墨画。
水の一生を人生に、さらに1日の時間にも春夏秋冬にもなぞらえたという大作。
全部観たかったので、並びながら鑑賞。
人の列も、展示ケースに沿って40メートル以上なわけで…。
墨一色のぼかしですが、見飽きることはありません。
鮮烈な色使いもあれば、墨の濃淡だけの色使いも。
どちらも大観。
見応えある代表作を一気に鑑賞できました。
明治から昭和の時代を生きた大観。
年を重ねるごと、技法や作風も変わります。
他の作品でも、既成の枠にとらわれない工夫やスケールの大きさを存分に楽しめた展示会でした。
竹橋の東京国立近代美術館で5月27日まで。
その後、京都国立近代美術館へ巡回
前期:6月8日~7月1日
後期:7月3日~7月22日
お知らせ
色のしくみと配色を理解してセンスアップ
ファションの配色セオリー『3色までに抑えるとまとまりよく決まる』を基に、
・色のしくみ
・色の選び方やまとめ方のコツ
・バランスのよい配色の考え方
などをお伝えします。ぜひ、気軽に学びにお越しください。
➡『配色センスアップ体験講座』の概要、開催日程は、こちらへ。