夏といえば、花火大会や縁日で夕涼み。
(最近は、暑くて夕涼みともいきませんが…。)
色柄の豊かな浴衣売り場を見かけると、日本の夏だなぁ~と思います。
夕暮れ時。
辺りが薄暗くなるにつれて、特に見えやすくなる色があります。
それが、青。
昼間は、赤や黄が鮮やかに見えます。
青は、赤や黄より暗く見えます。
夕方暗くなってくると、青が遠くまで鮮やかに見えてきます。
赤や黄は、青より暗く見えます。
これは、明るさによって視細胞の感度が移行するからなんです。
人は、2つの視細胞を持っています。
昼間は、主に色を見分ける錐体(すいたい)、
夕方以降は、明暗を見分ける杆体(かんたい)が働いています。
暗くなると、錐体から杆体へバトンタッチ。
杆体が働き出すと、眼の感度が青側に寄り、青が見えやすくなるのです。
これを『プルキンエ現象』と言います。
チェコの医師、プルキンエさんが発見した現象です。
*「プルキニエ」とも表記されます。
夕涼みで浴衣を着るなら、青や青の柄が鮮やかに見えることになりますね。
道路の指示標識や案内板。
青が多いですよね。
これも、暗くなった時、見落しを少なくするためとも言われています。
浴衣を選ぶポイント
昼間に着るなら、似合う色。
夕方から着るなら、青や藍色。
お試しあれ。
お知らせ
色のしくみと配色を理解してセンスアップ
ファションの配色セオリー『3色までに抑えるとまとまりよく決まる』を基に、
・色のしくみ
・色の選び方やまとめ方のコツ
・バランスのよい配色の考え方
などをお伝えします。ぜひ、気軽に学びにお越しください。
➡『配色センスアップ体験講座』の概要、開催日程は、こちらへ。