残す競技も少なくなったリオ五輪。
カラフルなユニフォームや国旗も
大会に彩りを添えています。
ブラジルを象徴する色といえば、
何色が浮かびますか?
ブラジル国旗は、緑と黄と青。
非公式ですが、緑は熱帯雨林や
ブラジル高原の豊かな森林。
黄は、ゴールドラッシュで湧いた
黄金などの鉱物資源の象徴と
されています。
青では地球が描かれています。
五輪の選手が開会式で着用した
公式ユニフォームも、緑x黄x青の
プリント柄が鮮やかでした。
ブラジルといえば、カーニバル。
人々が仮面と派手な衣装を纏い、
サンバのリズムに合わせて躍り
明かす謝肉祭です。
鮮やかな色を何色も使った、人目を
引く濃密な彩りを極彩色と言います。
赤、橙、黄、緑、青、紫、など。
カーニバルは、贅沢な極彩色の舞。
日本では、何だか非日常に感じる
色彩ですが、エネルギッシュな
ラテンの動的イメージや陽気な
民族性ともリンクしますね…。
ブラジルといえば、サッカーも。
代表チームのユニフォームは、
カナリアイエロー(カナリー)の黄。
ブラジルチームがカナリア軍団と
呼ばれるのは、この色からですね。
ブラジルといえば、コーヒーも。
(コーヒー好きな私には、)
コーヒー・ブラウンもブラジルを
代表する色だと思います。
赤も特徴的な色だと言われます。
16世紀、ブラジル・ウッド(木材)の
樹皮から採れた赤の染料が西欧に
輸出され、ブラジルの赤は人気が
あったそうです。
参考:「色の知識」(城一夫著)
赤道が通る暑い国というイメージも
ありますね。
こうして、各国の文化や歴史などを
色から探ってみるのも楽しいです。