パーソナルカラー(似合う色)の判定

では、色を黄色べ―スと青色ベース

に分類する手法があります。

 

1928年、ロバート・ドアがシカゴの
美術大在学中に、バイトで映画
ポスターのペイント作業をしていた
時に、先輩から画面を黄か青の
どちらかの色調で統一する着彩法を
教わります。

 

色を組み合わせる場合、各色に
黄色、あるいは青色を含ませると、

色のベースが揃うので、しっくり

します。

 

これで、色のばらつきもなくなると
いうのです。

 

その後、ドアは研究を重ねて、
色をイエロー系とブルー系に分け、
一覧できる色見本帳を発行します。

 

どんな色も、ベースがイエローなら

ウォーム調、ブルーならクール調に

なります。

 

この見本から色を選べば、ベースの
混用が避けられ、簡単に調和する色
を選び出せるので、インテリアや
建築分野からコスメやファッション
分野にも普及しました。

 

この調和論を応用して、人を対象と
するパーソナルカラーにも使われて

いきます。

 

彼は、自然界すべては、イエローか

ブルーのどちらかの系統の色素を

強く持つ述べ、アメリカ人の60%は

ブルーベース、40%がイエローベース

だとも言っているそうです。

 

色のベースがイエローかブルーかを

見分けられるようになると、様々な

カラーコーディネートに応用できますね。

さて、先日パーソナルカラー判定と

骨格スタイル分析を受けていただいた
Y様は、ご自分のスタイルを客観的
に見れるエレガントな雰囲気の方。

 

自分の思う「きっと…」や
「たぶん…」がクリアになったと
いうY様。

 

「自分の思い込みで苦手だと思って
いた色や素材、形への意識が
変わったのが一番良かったです。」

との感想をいただきました。

 

美しく、心配りが素晴らしく、

ファッションに対する柔軟な感性を

お持ちのY様なので、ご自分の好き

なスタイルをベースに、理論も上手く

活用して、自分軸のファッションを

楽しんでいただけると思います。
 
厳しい暑さの中、お越しいただいて
ありがとうございました。

 

☑色彩講師の検定ポイント

『ロバート・ドア』
アンダートーンを基本とする配色手法を

説き、色見本帳「カラーキー・プロフラム」

を1967年に発行。

本日の内容は、カラーコーディネーター
検定1級 ファッション色彩のテキスト
に記載があります。