今年も「アサヒスーパードライ」の
春限定缶が発売中ですね。
初めて見た時は、どんな味かと
驚きましたが、中は通常の缶と同じ。
昨年の売り上げは、当初の計画を
大幅に上回ったそうです。
季節感のある缶の色やデザインと
「限定」という特別感、そして
女性が好きなピンク色というのも、
購入層を広げたのでしょうね…。
缶のベースの色は鮮やかなピンク。
売り場でも眼を惹きます。
「ビール」に「ピンク」とくれば
お花見ですね。
人の記憶の中にある色を「記憶色」
といいます。
商品パッケージの色には、記憶色が
よく使われています。
この缶も、記憶色に基づくピンクと
桜柄で春をより意識させますね。
ところで、この脳の記憶色とは
別ですが、皆さんの心に残る
記憶の色ってありませんか…?
歩んできた人生で、色褪せずに
走馬灯のように時々蘇る色。
それは、
夢中で過ごした時間の色だったり、
好きだった人や感動した風景の色
だったり…。
写真はセピア色に変化しても、
想い出は色褪せない…
と、よく言われます。
(~写真はセピア色に 褪せる日が来ても
輝いたとき 忘れないでね 蒼いフォトグラフ~♪)
心に残る記憶の色も、私たちは
より鮮やかに、より好ましく
人生に塗り重ねていくので、時が
経っても褪せない気がします。
ところが、今は写真も色褪せること
がない画像保存の時代。
忠実な色表現で長期保存できるので
二度と出会えない瞬間を いつでも
再現できます。
それがかえって、メモリーカラ―
として記憶に残りにくいのなら、
何となくさびしい気もします…。