『翔んで埼玉〜琵琶湖より愛を込めて〜』
を観てきました。


【あらすじ】

麻実麗(GACKT)は埼玉に海を作るため、まず白い砂を…と和歌山の白浜を目指す。しかし白浜は大阪の嘉祥寺晃(片岡愛之助)に牛耳られていた。嘉祥寺に捕らえられた信男たち埼玉県民を救うため、滋賀の桔梗魁(杏)と行動を共にするのだった。


【感想】(ネタバレあり)

関東圏から離れたので、前回のような

身近な笑いではなかったけれど、

和歌山の白浜も奈良の鹿も京都の祇園も滋賀の琵琶湖も大阪のたこ焼きも兵庫の甲子園も一度は足を運んだことがあるので楽しく見られましたOKハート

スタイルのよいGACKTさんと杏さんのヨーロピアンなコスプレの背景がメチャメチャ日本的な琵琶湖畔の小屋で、そのギャップが漫画の世界観を上手く表現していたと思います。

嘉祥寺(片岡)の見たこともないド派手なスーツと、関西弁を話す芸人っぽさ&成金っぽさとこなれたメイクがTHE・大阪という感じで、『さすが愛之助さん!』というキャラ作りでした。

神戸市長&嘉祥寺の妻役で紀香さんも出ており、“ティファニーで朝食を”のオードリーのような衣装はスタイル抜群で素敵でした。

神戸市長役の紀香さんと京都市長役の川﨑麻世さんのKissキスマークシーンで嘉祥寺役の愛之助さんが部屋に入ってくるという場面はドキッとしました。役者さんはいろんなシチュエーションをこなして本当に凄いですよね。(麻世さんが京都生まれって意外でした。ダンスのイメージで東京っぽい)

『滋賀県民は琵琶湖大橋と近江大橋のどっちを渡るかしか考えてない』という話には、

一昨年にレンタカーで橋を渡って移動したので☝️地元の人の生活を想像出来たし、

舞妓に扮した近江美湖(堀田真由)の『京都人の本音と建前にどっちか分からずノイローゼに…』という面白いセリフには、遠回しな言い方に慣れてる私でも京都の人に“コミュニケーション、ムズッ”と思うことが多々あるので激しく納得してしまいました(笑)。山村紅葉さんとか確かに(京都生まれの賢い日本人女性という意味で)THE・京都感ありますよね。ポスターの日本髪とか『まさに!』って思います。

甲子園の地下シーンで赤と白の縞々の食い倒れ人形みたいなキャラ(ゆりやん?)が踊る世界観は独特なんだけど、関西!!って感じがしました。車に酔う感覚不安に似ている。

映画館内では小学5,6年生の男の子が6人、前方に横並びで座っていたんだけど、大阪軍が侵攻して琵琶湖の水門を突破するシーンで、滋賀のシンボル的存在のとびだしとび太くんランニングが映されるとツボなのかゲラゲラ笑っていました。

大阪・神戸(・京都?)×滋賀・奈良・和歌山の有名人対決で菅田将暉さんや北川景子さん&戸田恵梨香さんらが出てくるのは予想出来るけど、桓武天皇まで出してくるのは笑えました。『アレ、反則じゃん⁈』とか言ってる所爆笑泣き笑い飛び出すハート

(他の地域なら家康とか卑弥呼が出そう)

滋賀も西川貴教さんやせんとくんで対抗してましたけど、さんまちゃんや紀香さんは強いカードですね。

大阪の中でも岸和田が戦力として最強など、土地ごとの特徴があり、京都でも洛中・洛外の線引きがあり、埼玉の中でも浦和×大宮の小競り合いがあったりで、全然話題にのぼらない場所に住んでいる側からすると、どうでもいいこだわりなんだけど、きっとそうしたプライドや郷土愛が町おこしに繋がってもいるんだと思います。(地域性が垣間見れて面白かった)

埼玉県民役で和久井映見さんも好演していて、大阪出身の女性役で派手な豹柄を着て出没したくわばたりえさんも存在感がありGOODでしたグッ

父(京本政樹)と母(高橋メアリージュン)の子が麗と魁というのも何か笑えます。全国に麗の兄弟姉妹が居そう。麗と魁は互いを『同じ匂いがする…。』と言っていたけど、そういうのってありますよね。洋服とか持ち物とか醸し出される雰囲気とか。

書ききれないけど、4年も経過しているのに美貌も保ったまま変わらず百美を演じる二階堂ふみさんも凄いし、信男役の加藤諒さんも表情豊かで器用な方だなと思いました。

沢山の方々と関わる中でスキャンダルを起こさず映画上映まで過ごすというのは(一般人には普通であっても)相当責任感と注意のいるお仕事だと思います✨✨

サザエ役の小沢真珠さんもキャラが立ってるし、くっきー!さんやハイヒールももこさんや天童よしみさんも出演されていて、配役が豪華でした。

現代と麗&百美の物語を行き来するので、それぞれの世界をまとめなければならず、物語を構成するのが大変じゃないかと思うのですが、上手にまとまっていて観やすかったです拍手

また続編が出来るといいナ音符



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