映画『ミックス。』を観ました

新垣結衣さん、瑛太さん主演で
石川淳一監督作品です。

【あらすじ】
卓球🏓の名選手だった母親に幼い頃からしごかれてきた多満子(新垣結衣)は、母の死を境に卓球から離れ、学生時代を謳歌し平凡なOL生活を送る。
ある日、幼い頃から好きだった天才卓球少年江島(瀬戸康史)が会社の卓球チームに所属した事で2人は付き合うことに。しかしその後多満子は失恋してしまう。
傷心のまま故郷へ戻る多満子の前に影のある男、萩原(瑛太)が現れる。


【感想】
あまりしんみりする事なく観られる映画でした。
各世代のキャストが豪華でおおーっと思いましたヨ
この映画を観たいと思ったキッカケは、江戸東京博物館の衣服の変転でガングロについて記事を書いた時に、新垣結衣ちゃんがこの映画の中でガングロになったと知ったからでした。

新垣結衣ちゃんだそうです
全っ然わかんない映像としては数秒です。


映画に出てくる人々はみんな何かしら虚しさを抱えていて、自分の人生をもっと情熱的に生きようと模索しています。
名誉やお金や安定や忘却を手に入れれば楽になれるとガムシャラに頑張る。でもいざ手に入れてみると居心地が悪い。不完全燃焼なのです。



私が好きなシーンやセリフは
卓球クラブ🏓に通っている不登校の男子高校生優馬(佐野勇斗)が、同級生を横目に朝から夕方まで1日中フライングガーデンでマンガを読むシーン。



誰にでもこうした時間は必要だし
高校時代を思い返して、
歳を重ねた私が今感じるのは
彼のようにドロップアウトしたかった人は
意外と多いんじゃないかということです。
それをする勇気があるならあなたは大丈夫!
彼は学生時代にオリジナルの時間を過ごした分、将来自分らしい人生を確実に歩めると思うのですよね。



目に留まったのは広末涼子さん演じる弥生の服装。普段お医者さんの奥さんとして立ち居振る舞うのだけれど、周りに合わせ本当の自分を生きていない彼女は、普段着に自分らしさが滲み出ています。ピンクや紫や青がふんだんに入った動きやすい服装で型にハマらず、とても可愛いかったです。



卓球クラブには行きつけの中華料理店があります。そこでカタコトの日本語を話す中国人役が蒼井優さんなのですが、特徴を捉えた独特の喋り方や卓球🏓をさせた時の口の悪さや気迫に笑ってしまいました!多満子の元カレが去った後、『ラー油撒いちゃいな!』と繰り出す中国人らしいセリフも面白かったです。



モデルの中村アンさんが出演されてると
観終わってから知って
『エッ、どこに⁈』
と思いましたが、そう・・1人だけ
誰だろうこの綺麗なアヤシイ女優さんは?
と、特定出来なかったのが実はアンさん。
2回連続対戦相手だった女性警官役でした。





子役で活躍している子や
現役の卓球選手も出ていて
配役が適切な感じがしました





自分が情熱を注げるもの、ワクワクするもの。
続けるためには一度大切なものを手放す。
真意を確かめる。自分はそれが好きなのか?




そうした後に、
自分が心地よくいられる場所や人を選び、
その人に自分の人生を委ねる形ではなく
真っ直ぐ立ち、
自分らしく生きてゆく姿勢が
大切なんだな〜と思いました






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