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検査の日。
やっときたこの日。
手術や抗がん剤をしたこの病院には二度と戻りたくなかった。
合間でお友だちがずっと連絡をくれ、少し気持ちが落ち着く。
CTを撮り終え、待ち時間がとてつもなく長い。
１時間くらいして
待合室までわざわざ呼びに来てくれた先生の顔を見てすぐわかった。
だめだったんだ。
悔しいけど肝臓に転移があった。
悲しかった。悔しかった。
でも泣かない。
わたしはまだ死ねないから。
わたしが落ち着くのを待って、今後の作戦会議。
気になること全部丁寧に30分以上かけて答えてくれた。
最後にひとつ。
こどもたちの話を出したら気持ちが溢れて来ちゃったけど
泣かずに耐えた。
おばあちゃんになるのは難しいと言う先生の話しに
なんでわたしなの。と思ったけれど
包み隠さず話してくれた主治医を信じてついていく。
ガンになんか負けない。
まだやりたいこと、やらなきゃいけないことがたくさんあるから。
あんなに辛い治療頑張ったのにって気持ちがあるけど
あれを頑張ったから今がある。
だからきっと大丈夫。
絶望してた４年前から復活したように
今回も必ず必ず復活する。
願えば叶う。
わたしは必ず娘の成人式を見る。
ぜったい負けない。
ガンになんか負けない。
わたしは生きる。生きていく。
神様。
おばあちゃんになるまでとは言いません。
贅沢は言いません。
ただ
わたしの大事な大事な宝物たちが大人になるまで
一緒にいさせてください。
わたしの願いはそれだけです。
お願いします。
↓お友だちが送ってくれたお守りを持って。
